2015年9月2日 こういうのを「思い遣り」というのである。
午後になって雨が止んだ。会社から帰ろうと思ったら、ドアノブのところに「傘を忘れずに」のタグがぶら下がっている。誰かが気を利かせてぶら下げたのだろう。小さなことだけど、こういうのは、なかなか気がつかない。ものすごい思い遣りである。誰がぶら下げたのだろう。さすが!!
2015年9月4日 スペシャルなサービス
最近行くスタバの店員が、毎回、お客さんに話しかけている。次から次へとお客さんに相対しながら、必ず、全員に何かしらの声を掛けて、対応している。徹底している。きっと、「全員に声掛けをするぞ」という自分ルールをつくって、頑なに従っているのだろう。しかも、臨機応変に話題を変えている。ボクの場合、コーヒー豆を買ったわけだけど、「豆のままで大丈夫ですか?」と訊かれたので「大丈夫ですよー」と応えたら、「家でコーヒーを飲まれるのですねー」とか言いながら、今回、ボクが買ったコーヒー豆の味と、その他のオススメの豆など、いろいろと説明してくれた。それでいて、レジを打って、豆を袋に入れて、スタンプカードを押して、お釣りを用意して、本日のコーヒーまで自分で淹れて手渡してくるのだから、只者じゃない。まさにプロフェッショナルである。
実はフィリピンにいるときに、スタバが心のオアシスだった。セブでもカガヤン・デ・オロでも、味は日本と変わらない。だから、日本を思い出しながら、Wi-Fiでネットに繋ぎながらくつろげるのである。フィリピンのスタバでは、必ずレジで名前を訊かれる。そして、コップに名前が記載され、コーヒーが出来上がると、自分の名前が呼ばれる。やっぱり話し掛けられる。こういうスペシャルなサービスも、なかなか悪くないな、と思う。
2015年9月9日 持続可能なデザイン
ボクが趣味で雑誌を作っていることや、海外に派遣されたときにきれいな週報を作っていることの影響だと思うんだけど、社内報の作成を命じられている。ありがたいことだ。でも、個人的な趣味の世界と会社のお仕事の世界では「持続可能性」の考え方が大きく違う。
たとえば、去年までつくっていたイベントのポスターも、会社パンフレットやウェブサイトのデザインも、今回の会社の社内報もそうだけど、もしも一度限りのことであれば、ボクもPhotoShopやIllustratorを駆使して、凝ったものを全身全霊でつくるだろう。でも、会社のお仕事の場合、実際には一度限りではなくって、今後も続いていく。ボクの手を離れて、ボクがいなくなっても、誰かがそれを受け継いで、作業に従事する。そのときに、才能がなくても、技術や知識がなくても、ある程度、形になるような仕様にしなければならない。
デザイン会社に委託するみたいなお金の掛け方が許されるなら、そんなことは考えなくてもいい。でも、大抵の場合、ボクに頼む時点で、「出来る人がいるじゃん! 経費を掛けずに出来る社員でやろう」という安直で浅ましい発想がある。それでいて、ボクの趣味の世界でのクオリティを期待される。でも、それはとても難しいし、しんどい。
いろいろと思案しながら、WordやPowerPointを使って出来る範囲でデザイン作業を進めている。そうしたら、本日、社長から、他社(かなりの大手)の社内報をサンプルとして提示される。本格的な、いわゆるそれなりの部署がデザイン会社に頼んでお金を使って作ったものだ。こんなものをゴールに提示されてしまうと、Wordで作ろうとしているボクとしては困ってしまう。ホント、困ったなあ。
最近、佐野さんの五輪エンブレムの問題で、デザインの本質とは何か、みたいな議論が巻き起こっている。装飾だけではなく、課題解決や価値提案などのコンセプトも含めてデザインだ、というわけ。ボクはデザイナじゃないけど、でも、実は、ボクもそのとおりだと思う。今回の社内報で言えば「キレイさ」よりも「持続可能」が重視されるべきだ、とボクは思う。そのコンセプトや思考のプロセスをちゃんと説明することが、デザイナの仕事だと思う。
2015年9月14日 バシリスクの主体は蛇か、鶏か!?
『ダンジョン飯』を読む。面白い。バシリスクは蛇が主体で、鶏の部分が尾である、という解釈には度肝を抜かれた。マンドラゴラは抜く前にまず首を切り落としてしまえば叫べない、という裏技も面白い。そして、それらを調理して食べるわけで、そういう逆転の発想が面白い。さすがだなあ。
2015年9月23日 はらぺこあおむしが……
はらぺこあおむしがクトゥルフ神話になってしまったぞッ! 気持ちの悪さがうまい具合にクトゥルフっている(笑)。
というわけで、面白かったので、以下のウェブサイトでチェック。