2014年8月6日 「そりゃあ、フィリピン時間だから!」

朝、9時にBalulang地区で待ち合わせ。昨日の測定の続きをする予定だったのに、時間になっても現地スタッフは現れない。現場のスタッフに「そりゃあ、フィリピン時間だから!」と笑われた。仕方ないなあ、もう。15分遅れでセッティング開始。昨日よりは手際もよくなって、30分くらいでセッティングが完了、測定に入る。ボクたちはそれを見届けて、Kauswagan事務所へ移動した。

Kauswagan事務所では、配管や溶接のスタッフがいたのでヒアリング。たまたま異形管の製作を見ることができた。筒状の金属を切って、溶接して曲がり管と片落ち管を製作していた。規格サイズの工場製品と違って、曲がりの角度も自由だし、前後の直管部の長さも自由自在なので、現場に合わせて好きに作れるのだとか。そういう意味じゃ、規格サイズの工場製品と一長一短。必ずしもどちらがいいとは言えないなあ、と思う。

夜はGerry’s Grillにてディナー・ミーティング。隊長のNさんは無謀にもマルガリータを頼む。でも、出てきたのはどうもブルー・マルガリータっぽいぞ。ブルー・キュラソーが入っている。しかもちゃんと混ざっていなくって、温い。初心者の頃の自分のカクテルを思い出す味だ。

あ、そうそう。ホテルの洗濯が異様に安い。3着頼んで49.5PHPだったので格安だ。そこら辺のランドリィと対して変わらない。ホテルとしてマージンをとっていないのかもしれない。ものすごく良心的な価格設定だ。

2014年8月6日 解決しなきゃいけない問題が山積みになると

そうそう。理研の笹井さんが自殺したとのニュースが飛び込んできて、衝撃を受けている。無責任だな、と思うけれど、相当なストレスだっただろうなあ、とも思う。多分、「やれ、理研が悪い」とか、「やっぱりSTAP細胞はないぞ」とか、「笹井さんは逃げた」とか、メディアはいろいろと騒ぐかもしれない。でも、ボクとしては、誰が悪いとか、STAP細胞があるないとか関係なく、いろんなことが起こりすぎて、対応に追われて、仕事も山積みで、いつ解放されるか見通しが立たなくて、そりゃあ、ものすごいストレスだっただろうなあ、と想像できるし、それだけストレスが積もり積もれば、死にたくもなるかなあ、と思わないでもない。人間、正しい正しくないではなくって、解決しなきゃいけない問題が山積みになると、もう、それが片付くまではストレスになると思うんだよね。そうなったら、そりゃー、苦しくなる。うーん。そうか。結局のところ、そういうメンタルまでケアできなかった理研が悪い、ということになるのか。そうかもしれない。これで小保方さんが一人で背負い込むことになる。その辺のケアも考えなきゃいけないだろうなあ。うーん。悲しいニュースだ。まだまだ若いのになあ。家族もいただろうに。