2014年4月29日 50万円を懐に右往左往inフィリピン!?

国際ビジネスの業界用語で「ロジ」というのがある。Logistics(ロジスティクス)の略で、日本語では《後方支援》と訳されたりするんだけど、レンタカーやホテル、航空券の手配、現地で必要な備品の調達、その会計などの業務である。現地でやるのは「現地ロジ」。たとえば、その日のレンタカーの運転手、電話番号を確認して、時間や行先、支払について調整するような仕事だ。

以前、ミャンマーに行ったときには、主催する企業のY田さんが奔走されていた。お湯が出ないからホテルの部屋を変えてくれとか、プリンタの紙がなくなったから買ってこいとか、このデータをスキャンしたいからスキャンできる店を探してくれとか、そういう調整を一手に彼が引き受けていて、結構、大変だなあ、と思っていた。ボクはそこにゲストとして参加していたわけだ。今回の案件はホスト参加。つまり、ロジを全部、自分たちでやらなきゃならないということ。現地ロジは必然的に一番若手のボクがやることになる。

そんなこんなで、マカティー市のホテルで初日のミーティングの後、いきなりケンさんから50万円渡された。ケンさんが半分、ボクが半分。リスク分散というわけだ。日本でもそんな大金を持ち歩かないのに、治安の悪いフィリピンの地。ボクは50万円を懐に、右往左往している。