2025年1月28日 東南アジアの妖怪サイトへの道のり

ベトナムの妖怪タイの妖怪を粛々と更新している。

ベトナムの妖怪では、「クイニャップチャン」を更新した。クイニャップチャンは死にそうな人間に乗り移って身体を乗っ取ってしまう幽霊だ。病床に臥せっていたおじいさんやおばあさんが急に元気になって動き出すので、家族は大喜びである。しかし、空腹を訴えて、たくさんの食事を食べる。それに飽き足らず、アヒルやニワトリなどの家畜、果ては人間の子供まで食べようとする。結構、丁寧に調査してまとめたので、よく書けた記事だと思うので、是非、読んでみて欲しい。クイニャップチャンとタイのピー・ポープは非常に似ているので、共通の概念なのだと思う。

タイの妖怪では「ピー・ターボー」を更新した。普通の人間の姿をしているが、眼窩に目がない妖怪で、近づいてきて驚かす。そして目玉を奪おうと襲い掛かってくるという。『DACO 380号 バンコク怪奇物語』などの書籍にも載っているので、結構、有名な妖怪なのかもしれないが、タイ語のウェブサイトではあまり情報が載っていない。ピー・ターボーそのものが《目玉がないお化け》という意味なので、もしかしたら、目玉がないという外見が先行している妖怪なのかもしれない。『DACO 380号 バンコク怪奇物語』では類似の存在として口裂け女を挙げている。確かに人間に近づいてきて、裂けた口を見せて、鎌で切り付けてくるという構造は、ピー・ターボーに似ている。そういう構造の伝承なのかもしれない。

いずれにしても、絶賛、東南アジアの妖怪を更新中である。結構、項目数も集まってきたので、ベトナム妖怪やタイ妖怪のウェブサイトとしてのスタート地点には立てたのではないか。もう少し頑張って、それぞれのカテゴリィで20項目くらいの妖怪が掲載できるようになれば、ボクもベトナムの妖怪サイトとかタイの妖怪サイトと自信満々に名乗れるようになるかもしれない。そこまで頑張ろうと思う。フィリピンの妖怪については、まあ、結構、頑張っているよ? ふふふ。