2017年1月30日 2か月間のお別れ
本日から2か月間、パキスタン。ツクル氏が物心がついてから初めての長期出張だ。今までは明確な別れの意識はなかったようだ。でも、前回の渡航中に父不在を強く意識していた。LINEのモニタ越しにそれが伝わってきた。今回は明確に別れを意識していて、2、3日程前からそわそわしていた。いつもは寝起きも悪く、朝は決まって不機嫌なのに、今朝は5時から起こされて、いつもと違う厳か(?)な雰囲気の中、ちんまりと椅子に座って食事を食べていた。
彼の中では「パパー。パパは砂漠に水を引くお仕事なんだよね。そうなんだよね」ということらしい。常日頃、蛇口から飲める水が出るのは当たり前じゃないという話をしていて、ちゃんと水が出ない国のお手伝いをしていると話している。そういう話を拙い言葉で保育園の先生に説明したのだろう。先生と彼との間では「砂漠に水を引くお仕事」というところに落ち着いたらしい。まあ、それはそれでいいかと訂正はしていない。
玄関まで降りてきて、手を振ってのお別れ。彼にとって(もちろん、ボクにとっても)、長い2か月間の始まりだ。