2014年9月7日 自炊してアップロードして本棚を持ち歩く!!
Evernoteの有料会員になると、1か月の間1GBまでファイルをアップロードできるようになる。アップロードしてしまえばこっちのもので、保存容量は無制限だ。だから、自炊した本を、どんどんアップロードしている。すぐにアップロード上限に達するけれど、また1か月待っていれば、カウントは0に戻る。そうしたら、また1GBまでファイルをアップロードできる。
便利なのは、こうやってアップロードされた本は、ネットワークに繋がってさえいれば、どこでも読める、ということ。iPhoneやラップトップPCさえあれば、読めてしまう。電車の中でも、外国のホテルでも、だ。9月7日時点で140冊、神話・伝承関連の資料を格納してある。要するに、140冊分の本を持ち歩いているのと同じだ。ふ、と調べたくなったら、すぐにアクセスできる。ファンタジィ事典の資料も作成できる。
昔っから、こういう時代が来ることを予感していた。ボクが想像していたよりも実現が遅かったな、という感じ。電子書籍に対して出版社が臆病だったのと、サーバーの容量の問題だ。1か月で1GBアップロードできる、というのは画期的。写真共有サイトみたいなものが容量アップを促進させてくれた、と思う。
相変わらず、電子書籍化は進まない。漫画や小説、雑誌みたいな大衆向けのカルチャでは結構、進んでいるけれど、専門書はあんまりだ。しかも過去のものは電子書籍化されない。だから、自炊する、という手間が掛かる。本を裁断して、スキャナで読み込む。でも、便利なことに、スキャナにはOCR機能があるので、文字を文字として認識してくれる。精度は抜群。ほとんど間違いがない。だから、自炊した本は検索もできるし、コピー&ペーストもできる。
そんなわけで、ようやく理想の時代が近づいてきた。