2015年3月5日 情報の価値、古本の価格!?

本日はBOOKOFFに行った。宣言どおり、新書を10冊選んで購入した。でも、意外と100円のコーナ(正確には108円だが!)には面白い新書が置いていなかったので、結局、大半は半額コーナでの購入になった。結構な出費だ。

驚いたのは、半額コーナの本には、ひとつひとつに本のタイトルや作者名、ジャンルなどが書かれたバーコードのラベルが貼ってあったこと。昔はBOOK-OFFのロゴが入った小さな値札だったのに、今はラベル・シールになっている。

ラベル

ボクはBOOKOFFの本の価格は、必ずしも内容では判断されないと思っていた。少なくともボクが大学時代にバイトしていたときには、本の綺麗さとか新しさだけが価格を決定する要素だった。だから、背表紙の焼け具合と汚れ具合で価格を決めていた。今はそうではないらしい。ボクが読みたいと思う本、売れそうな本が、ちゃんと高額で取り引きされている。個々のラベルがあるということは、ちゃんと市場調査をした上で値段がついている、ということなのだろう。買う側のボクとしてはお財布の中身を圧迫する苦しい状況。だけど、本の価値が本の中身によって評価されているという点では、素敵なことだ、と思う。情報にはそれ相応の価値がある。それを、買い手はちゃんと理解しなければならない、とボクは思っている。だから、まあ、いい傾向だな、と考えることにする。

実はBOOKOFFでは、CDに関しては随分昔から、市場調査を元にした価格表のあんちょこがあった。「このAlbumはいくらです」という決めがちゃんとあって、冊子になってまとまっていた。これがオリコンのランキングよりも明確に価格に反映されていて、市場の価値がよく理解出来た。あっという間に値下がりするアーティストもいれば、ずぅっと価格が変わらないアーティストもいたし、段々と価格が高騰するアーティストもいて、ボクは結構、興味深く、そのあんちょこを眺めていたものだ。本も、徐々にそういう方向に動いているのだなあ、と思って、今日は新鮮だった。