2021年3月28日 「好きなもの」は誠心誠意、還元する

これはボクの持論だけど、「好きなもの」は誠心誠意、ちゃんと形で示すべきだと思う。つまり、欲しい本は買え、という話だ。読むだけなら、図書館で借りてもいいし、友人に借りてもいい。古本を購入してもいい。でも、「好きなもの」だったら、ちゃんと本屋で新品を買うべきだ。そうすることで、作者に還元できる。それだけじゃない。本屋にも、輸送業者にも、取次にも、出版社にも還元できる。全てのプロセスに還元することで、次の「好きなもの」を送り出して欲しい。そう、切に願う。

よく、おいしいレストランが潰れたときに「あの店、大好きだったのに! また行きたかった!」と言って残念がる人がいる。でも、そのレストランがよいと思ったら、それを示す方法は「大好き!」と発信することではなく、「おいしい」ということでもなく、その店に足しげく通うことだ。みんながそう思ったら、潰れない。

結局、そういう個人の活動の積み上げが世界を動かしているのだと思う。