2026年1月27日 単純明快ではない世の中で生きている。
分かりやすくてシンプルなものはマヤカシだ。世の中の大抵のものは実に複雑怪奇で、そう簡単には解きほぐせない。ボクはそう思って生きている。
最近、分かりやすい説とか分かりやすい解説が増えた。そういう情報って、タイパがいい。でも、厳密には正しくないし、本質をちゃんと掴めていない。情報の掴みとしてはそれでいいけれど、そこで止めてしまうと間違う。
たとえば、高市さんの国会中継の切り抜きとか、テレビ画面のスクショとか、それだけでいろんなことを判断すると、「ネット」VS「オールドメディア」の対立構造が分かりやすい。でも、本当はそんなに単純でも分かりやすい構造でもない。都合のいいところを切り出して、分かりやすくまとめられているだけだ。実は伏せられているいろいろな情報が落ちてしまう。
たとえば、芸能人に対して、この人はこういう発言をする。だから悪い人。逆にこの人は態度がこう。だからいい人。そんな風にシンプルに善人悪人で切り分けて評価する人が一定数いる。いや、結構、多い印象を持っている。でも、人間、いい部分もあれば悪い部分もある。善人か悪人かで区分できるようなものじゃない。なるべく、いろんな人のいい面を見つけてあげられたら、幸せになれると思う。
ウェブサイト「ファンタジィ事典」の妖怪たちだってそうだ。もっと分かりやすく書けば、きっと面白い記事になる。でも、厳密さを追求すると、言葉に苦慮して、ぐだぐだになる。そういう煩悶が常にある。だから難解でつまらなくなっても仕方がないじゃないか、と言い訳をするつもりはない。そこを努力するのが作り手なので、引き続き、面白くなるように頑張る。
大事なことは、情報というのは、そんなに単純明快ではないよ、ということ。そんなことを最近、ものすごく感じている。





