2023年7月24日 教育現場とeスポーツ!?
巷ではeスポーツが流行っているらしく、しかも教育の現場にも取り入れられているらしい。
息子が小学校からチラシをもらってきて「是非、行きたい!」と強く主張するので、夏休みでもあるので、体験入学してみた。マイクラの世界で、複数のメンバーで共同作業で建物をつくるというプログラムだ。1回目の体験では、クリエイティブ・モードで赤い枠の中で、自由に建物を建設する。どんな建物をつくるか計画段階で説明をして、30分経ったところで進捗を確認し、残りの30分の完成予想をして、軌道修正の計画を立てて、再度、建設をする。2日目はサバイバル・モードで、材料調達をしながら、建物を作成する。一応、講師の方で夜にならないように、コマンドで調整しているので、建設中にモンスターに襲われることはないが、場合によっては、洞窟まで鉱物を採りにいかなければならないので、その場合にはモンスターとの戦闘も生じる。
親の立場で、外側から見学していたけれど、マイクラの世界を活用して、こうやって共同作業をする中で、社会性を構築していくというのは、ちょっと面白かった。家で友人たちとマイクラをすると、すぐに相手の家を爆発してみたり、協力プレーの連携がうまくいかなくなったりして喧嘩になったりするけれど、学校では、講師がいて、ある程度、コントロールされた中での共同作業なので、そういう喧嘩になりにくい環境が構築されている。
新型コロナウイルス感染症の影響で、小学校ではソーシャル・ディスタンスを強いられて、社会性を築くのが難しかった。今でも、我が家に遊びに来た子供たちを見て、社会性をちゃんと身につけられていないのではないかと心配になる。何しろ、他所の家に遊びに行くという経験が少なすぎて、自宅にいるのと他人の家にいるのの区別がつかなくなっている。遊んでいても、距離感や加減が分からない。会話にもならない。そんな中で、新しい取り組みなのかもしれないな、と思う。
テレビゲームを題材にするというところは、是非があるだろうし、弊害もあるかもしれないけれど、少なくとも新しいし、面白い試みだとは感じた。後は息子がどういう判断をするか。その辺はよくよく議論しようと思う。