2020年1月3日 2020年もよろしくお願いいたします。

あけましておめでとうございます。無事に新年の雑誌もお届けできました。恥ずかしい話、昨年は仕事に忙殺されており、入稿できないのではないかと危ぶんでおりましたが、綱渡りのように生きております。

子年なので、火鼠を描いてみました。中国伝承に登場する幻獣です。要するに、石綿です。

そんなわけで、2020年もよろしくお願いいたします。

2020年1月5日 インドネシアの妖怪に対する雑感。

最近のボクは仕事でインドネシアを頻繁に訪れている。インドネシアと言えば、オラン・ペンデグとかオラン・ガダンとかオラン・バッチみたいな未確認生物が有名で、ボクとしては、あれだけジャカルタが発展していて、先進国の仲間入りをしていて、JKT48とかが活躍しているのに、その一方では依然として未開のジャングルが残っていて、非接触部族も残っていて、不思議な島国だなあ、と思っていた。訪問した今でもその感想は変わらない。何しろ、メダンなんてインドネシアで第4の都市なのに、すぐ近くにはオランウータンが棲む熱帯雨林が広がっているわけだ。

未確認生物はともかくとして、インドネシアの妖怪について調べると、同じ熱帯の島国だからか、フィリピンの妖怪に似ている印象を受ける。フィリピンと言えば、アスワンとかマナナンガルみたいな恐ろしい女性の妖怪が大活躍する。同様に、インドネシアもお産で亡くなる妖怪が跋扈している。ポンティアナックとかクンティラナックなんかはおどろおどろしい感じだし、スンデルボロンも怖い。ポチョンはお産で亡くなったわけではないが、ホラー映画に登場したら怖いだろうな、と思う。そういうホラー映画向きの恐ろしい幽霊たちがたくさんいる。それがフィリピン的だし、日本的だな、と感じている。そのうち、詳細をまとめてレポートしたいな、と思っている。

2020年1月7日 木端微塵にしてやるよ!!

年賀状用に火鼠だけでなく、コダマネズミの絵も描いてみた。彩色はしていないが、絵としては面白い感じ。ぷくーっと膨れていく感じがよい。かわいい顔をして、猟師がやってくると木端微塵に弾け飛び、肉片を撒き散らすという性質の悪い妖怪だ。