2015年5月7日 求められているものに応える!?

今度、雑誌に載ることになった。国際ビジネス関係の雑誌。お仕事の関係だ。それで、文章を書いている。

雑誌の記事を書くのは非常に難しい。与えられた枠があって、雑誌社の企画があって、そのコンセプトに合わせて書かなきゃいけない。書きたいことを書けばいいのではなくて、求められていることを書く。ボクはどちらかと言えば書きたいことを書くタイプで、書きながら、相手のコンセプトに寄せていく。職場のM川さんは求められているものから文章を構築するタイプらしい。

「彼らはあなたの自己実現の部分を紹介したいんじゃないの?」とボクの文章に加筆修正。大分、締まった。こういう視点で文章をちゃんとチェックしてくれるのは大変助かる。ありがたいことだ。相談してよかった。

2015年5月16日 ナイジェリアへGo!!

本日からお仕事でナイジェリア。成田空港から23時00分発のドバイ経由。前回はエールフランスだったが、今回はエミレーツ。

結構、荷物の取り扱いには厳しい。元々の預け荷物の重量もエールフランスに比べると少ないが、手荷物の重さまで量られたのは初めての経験。ちょっとオーバ。仕方ないので一部をポケットに入れて対応。

それでも、エミレーツはいい。機材が新しいし、サービスがどことなく成金趣味だから、エコノミィでも充分に快適だ。座席にUSBジャックがあってiPhoneが充電できた。機内では電池残量を気にせず、音楽を聴きながら読書。あっという間に文庫本を3冊読んでしまった。

そんなわけでナイジェリアへ出発。45日間の渡航だ。結構な長旅なので、なかなかヘヴィ。うーん、頑張ろう!!

2015年5月17日 ディルハム!?

ナイジェリア行きのトランジットでドバイ空港。あちこちアラビア文字が踊る。

アラビア文字ばかり!?

ついつい現地通貨が見てみたくなって、欲しくもない軽食を買う。予想どおり、お釣がディルハムで返って来た。いかにもアラビアっぽい感じのナイフの紙幣とランプの硬貨が素敵。……こうやって、トランジットのたびに使う機会のない現地通貨が増えていく!!

ディルハム!?

2015年5月17日 ギブ・ミー・ア・チョコレート

アブジャのンナムディ・アジキウェ国際空港に到着。早速、税関に引っ掛かり、スーツケースを開けるように指示される。禁止されるものは入っていないが、日本で調達して現地に持ち込む機材があって心配。案の定「新品か?」と問われる。「我々が日本で使っていたもの。我々が業務で使うもの」と説明。でも、結構しつこい。そのうち、担当者が宇治抹茶のキットカットに気づいて「これは何か?」と訊く。「日本のチョコレート。お土産だ」と応えると「ギブ・ミー」としつこい。どうやら、渡すまで解放しない構えのようだ。仕方ないのでチョコレートだけ取り出して、机の上に置いて、閉めてもいいか確認してスーツケースを閉める。それから1箱だけやる。すると2人寄って来る。「彼らにも」。もう、面倒臭くなって渡してやる。するとニコニコしながらゲートまでガイドしてくれた。この野郎、と思う。

その後、護送警官と一緒に空港から市内までの幹線道路を走る。車窓から見える赤茶けた大地や建設中の街並みを眺めながら、ナイジェリアに戻ってきたことを実感する。1か月半のナイジェリア生活は始まったばかりだ。

2015年5月20日 闇市とバイク・タクシー

ナイジェリアではガソリンの値段が高騰している。産油国なのに精製は国外でやっているらしい。政府とガソリンの卸売業者で金銭のやり取りがうまく行っていない模様。入荷が制限されている。あちこち路肩に車が停まっていて、ポリバケツを持った人々が水みたいに薄められたガソリンを売買している。闇市のガソリンだ。我々もプロジェクト用の車両を供与されているが、移動は極力控えなきゃいけない。

昨年の11月に来たときにはたまにしか見かけなかったバイク・タクシーが市内をあちこち走っている。みんな、自家用車の使用を控えているのかもしれない。