ケネムゥ(クヌム)

[エジプト神話]

名称𓎸𓅓𓅱𓁠Ḫnmw〕(ケネムゥ)【古代エジプト語】
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容姿羊の姿、あるいは羊の頭部を持った男神。
特徴ナイル河の増水と沃土を司る。泥を捏ねて人間などを造った創造神。陶芸の神。

ケネムゥ!

泥を捏ねて人間を造った古代エジプトのアーティスト!?

ケネムゥ(クヌム)はエジプト神話に登場する神さま。古くよりナイル河の上流の都市アブウ(現アスワン)で、ナイル河の増水を司る存在として崇拝されていた。また、ナイル河の増水がもたらす沃土も司っていて、轆轤(ろくろ)を使い、この土から人間やさまざまなものを造った創造神でもあった。そこから陶芸の神としても崇拝された。容姿は創造の側面から繁殖力旺盛な羊と結び付けられたものと考えられる。ケネムゥが新しい人間を造ると、妻のヘケトが魂を吹き込んだとされる。

豆知識:ケネムゥの羊は絶滅種!?

ちなみに、本来のケネムゥは角が左右に伸びる種類の羊として描かれるが、この種類の羊は中王国時代(紀元前21~19 世紀頃)には絶滅してしまっている。そのため、次第に左右に伸びる角と丸まった角の2種類を併せ持った姿で描かれるようになった。