ボイトゥイ

分 類南米伝承(パラグアイ)
名 称 Mbói-Tuí(ボイ・トゥイ)《オウムヘビ》【グアラニー語】
容 姿オウムの頭を持った大蛇。2本足。
特 徴楽園への行き方を口外して爬虫類に変えられた。恐ろしい鳴き声をしている。
出 典

お喋りオウム、ヘビの怪物に変えられる!?

ボイトゥイは南米のグアラニー族に伝わるヘビの怪物である。悪神タウと眠りの女神ケラナの間に生まれた7体の子供の2番目の子供で、オウムのような頭を持つ巨大なヘビで、2本の鳥のような足を持つ。また、サソリのような毒の尻尾を持つとも言われている。ジャングルの沼地に棲息していて、恐ろしい鳴き声で人々を震え上がらせる。見た目の恐ろしさとは裏腹に、果物を好むだけで、ジャングルの両生類や花、霧などを守護しているとされる。

伝承では、元々はオウムだったとされるが、楽園への秘密の行き方を知っていて、楽園に入っては蜂蜜を吸い、酔っ払っていた。そして、酔った勢いでこの秘密の行き方を喋ってしまったため、翼を奪われ、爬虫類の姿に変えられたのだと信じられている。

《参考文献》

Last update: 2022/02/20

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