2015年8月9日 HNの話

facebookは原則、本名で登録して活動することになっていて、どうやら、大抵の人は本名で活動しているようだ。

マテピ東京のオフ会幹事の打診があって、すぐにfacebookでイベを立ち上げた。マテピ東京のメンバもみんな、真面目に本名で登録しているようで、参加表明があっても、正直、ボクは誰が誰やら分からない。でも、しばらく考え込んで、それから、やおら、「をを!」と名前とHNが繋がって、顔を思い出す。一般に、自分とはまるで無関係のHNにする人は少ない、と言われている。実際、意外とみんな、本名をアレンヂしたHNで活躍しているものらしい。だから、プロフィールに飛んだり、写真を確認しなくても、ほとんどの場合、誰が誰なのか想像できた。

ボクはオンライン上では、最初っから本名は放棄している。大昔は「greenbard」名義で活動していた。これは緑色が好きだったことと、将来の夢が吟遊詩人になりたかったからだ。高校生のボクは、FF4のギルバートに憧れていたのだ(照)。今は「八朔シータ」。大学生になって、オフ会をするようになると、リアル社会で「greenbardさん」と呼び掛けられることになる。それに抵抗を感じて「greenbard」は止めにした。でも、当時の人からは「グリバーさん」と呼ばれている。困ったものだ。「八朔シータ」は、少し本名に近づいた、と言える。少なくとも、少しは日本人らしい名前になったかな、と思う。リアルで呼び掛けられても、まあ、そんなに恥ずかしくはない。特に「シータさん」と呼び掛けられたら、知らない人が聞いても、まあ、そういうもんかな、と思ってもらえるのではないか。

正直に白状すると、「水谷フーカ」という漫画家がいて、その名前の見た目の美しさに惹かれた。ボクもそれに倣って、漢字+カタカナで、カタカナの真ん中を長音符にしてみたわけだ。見た目のインパクトはいいのではないか。実は、もうひとつの対抗馬として「南Q太」という漫画家もいて、これを参考に名前に一文字、アルファベットを入れてみる、というのも面白いな、と考えた。こちらは採用しなかったが、気分が変わったら、そちらに改名することもあるかもしれない。

HNや芸名、ペンネームは響きだけじゃなくって、見た目も大切だ。「オダギリジョー」とか「瑛太」はインパクトがある。「ミムラ」というのはどうなんだろうね。「優香」というのも、最初はビックリしたけれど、すっかり認知されてしまった。ラルクのkenとかX Japanのhideとか、JAMのYUKIとか、よくそれで成立するなあ、と思うけど、こういうのは先行利得というのか、収穫逓増の法則というのか……。