インプゥ(アヌービス)

分 類エジプト神話
名 称 𓇋𓈖𓊪𓅱𓁢 〔ἰnpw〕(インプゥ)【古代エジプト語】
𓇋𓈖𓊪𓅱𓃣 〔ἰnpw〕(インプゥ)【古代エジプト語】
Ἄνουβις(アヌービス)【古代ギリシア語】
容 姿ジャッカルの頭部を持った神。
特 徴ミイラの神。心理の天秤で生前の善悪を判定する。
出 典

ミイラ製造の神様!!

インプゥ(アヌビス)は古代エジプト神話に登場する神。ジャッカル、あるいはヤマイヌのような頭部を持った神で、ウシル(オシリス)神とネベトフゥト(ネフティス)の間にうまれた不義の息子とされる。そのまんまジャッカルの姿で描かれることもある。インプゥはミイラ製造に長けている。ウシルがセテク(セト)によって殺されたときに、防腐処理を施してエジプトで最初にミイラをつくったのがインプゥなのである。防腐処理のため、死体にタールを塗り込むので、インプゥの身体も黒いのだという。また、死んだ人間の魂がウシル神の法廷にやってきたときに、真理の天秤を用いて心臓を量り、生前の善行と悪行とを判定する役目も負っていた。死者が死後、再生できるかどうかは、この計量によって決定される。

《参考文献》

Last update: 2020/04/25

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