ファーヴニル

分 類北欧神話
名 称 Fáfnir(ファーヴニル)【古ノルド語】
容 姿元は小人。竜に変化した。
特 徴財宝を守るために竜に身を変えた。シグルズによって退治された。
出 典スノッリ・ストゥルルソン『散文のエッダ』(13世紀頃)ほか

シグルズが退治した邪悪な竜!?

ファーヴニルは北欧神話に登場する邪悪な竜。もともとはドヴェルグ(小人)だったが、神々から巻き上げた財宝を独占するために父親を殺し、竜に身を変えた。元々、この財宝はドヴェルグのアンドヴァリのもので、ロキが奪い、フレイズマルに与えられ、息子のファーヴニルがそれを奪った。

ファーヴニルの弟は、シグルズ(ジークフリート)に剣グラムを与えて、兄であるファーヴニルを退治するように依頼する。シグルズはファーヴニルの心臓を貫いて退治した。シグルズがこの竜の心臓をあぶって食べたところ、鳥の鳴き声が理解できるようになった。また、この世でもっとも賢い人間になったという。

《参考文献》

Last update: 2020/04/12

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