2020年5月9日 「型」

ボクは自由奔放に生きている人だと思われている。確かに、B型を免罪符にやりたい放題の部分はある。「妖怪が好き!」と公言しているし、年始には「近況報告の本」などと言って、年賀状の代わりに雑誌を送りつけているし、日常的に絵を描いたり、曲をつくったり、小説を書いたり……。今回だって、仕事用に動画をつくってみたり。一見、自由奔放に生きているように見える。でも、こう見えて、実はボクは「型」を大事にしている。何をやるにも、まずは先人たちの知恵や経験、ノウハウを調べる。

今回も、職場で在宅勤務が始まると聞いて、真っ先にリモートワークに関する本をいくつか買って、それを読んでいる。当たり前のことだけれど、仕事はチームワークだ。それをリモートでどうやって担保するか。たとえば、何でもない「雑談」の中から解決策が閃くときがある。あるいはチームとしての一体感や連帯感、信頼関係をどうやって確保するか。そういう小さいことも、すでにリモートで働いている経験者がいて、本にしてくれているのだから、まずはそういう情報を集めてみる。それがボクの生き方だ。

我流というのは、格好いいようでいて、うんと才能を必要とするし、自分なりの道を見つけるには時間が掛かる。絵を描くことも、ギターを弾くことも、ピアノを弾くことも、文章を書くことも、PowerPointをつくることも、人前で発表することも、在宅勤務をすることも、そして、歩くことや息を吸うことにだって、全部、ちゃんとノウハウやテクニックがある。そういうのを、丁寧に「型」を知って取り組む方が、全てにおいて確実だし、早道である。……ホントだよ?