2019年7月7日 バビロン遺跡が世界遺産に認定!?

7月5日にバビロン遺跡がユネスコの世界遺産委員会で世界遺産として認定された模様。イラク戦争で損傷して、危機に瀕しているとは言え、地元当局と共に遺跡保護に向けた行動計画を策定するというから、いいことだ。いつか、普通に行ってみたいなあ、メソポタミア神話の世界にも。

2019年7月7日 果たしてお金に善悪があるのか

最近、吉本の芸人さんが反社を相手に直営業をしたとかで、巷は騒がしい。でも、いろんなコメンテータがいろんなことを言うけれど、最後の最後で、ボクは違和感を覚えてしまうことがある。それは「おじいさんやおばあさんから巻き上げたお金」的な表現だ。お金には色はない、というのがボクの個人的な見解だ。どんな悪事で稼がれたお金でも、真っ当に稼がれたお金でも、お金の価値は変わらない。1,000円札はどんな経緯で掴んだ1,000円札であっても、1,000円の価値しかない。苦労して稼いだからと言って、1,200円や1,300円の価値は持たない。汚いお金であっても1,000円。ボクはそう考えている。芸人が詐欺集団からお金を受け取ったとして、それ自体は悪いことかもしれないけれど、だからと言って、騙されたお年寄りに謝れ、というのは違う、と思う。そんなこと言ったら、今、手にしているお金がどういう経緯のお金かなんて、誰にも分からない。

ボクたちが考えなければいけないのは、直営行をしたことの善悪とか、結果として詐欺集団からお金を受け取ったことの善悪ではない。たとえば、詐欺集団の一人が居酒屋にいって4,000円の飲み放題コースで飲んだとして、その4,000円を受け取った居酒屋は悪なのか。そうではない。詐欺集団であろうがそうでなかろうと、4,000円のサービスに対して、4,000円の対価を支払う。それは当然のことで、その4,000円の出所が詐欺集団であるかどうかというのは関係がない。だから、居酒屋が反社会勢力の人からお金を受け取ったその4,000円について謝罪する必要もないし、ましてや騙し取られた高齢者に謝罪するのはおかしな話だ。議論はそんなところにはない。

「俺が声を掛ければ誕生日に宮迫や亮が来るんだぜ!」という利益が、反社会勢力の人たちにはあったということだ。芸能人がパーティに来てくれるというのはステータスになる。きっと「親分、凄いっすね! 俺も親分みたいになれるように頑張りますよ!」みたいな感じで、部下たちの士気もあがったことだろう。そういうところに問題がある。だから、たとえば、宮迫の芸に対して100万円の価値があって、100万円の対価が支払われたのだからそれでいい、ということにはならないかもしれない。そして、それをどこまで芸人たちが自覚していたかというところが問題だ。大歓迎されるし、お金も貰えるし、多少は危険な人脈だとは思うけど、まあ、いいか、と思ってしまったかどうか。そこが一番重要なところで、そして、そういうパーティに何度か顔を出したかどうか。そういう議論をしなきゃいけない、とボクは思う。