2021年1月27日 民間企業の裁量権はどこまでか!?

マホトのチャンネルがBANされたらしい。「コミュニティガイドラインに違反」とのことだけど、YouTube上にあがっていた動画で悪いことをしていた印象はない。おそらく「児ポ法に抵触した」というYouTube活動外の犯罪でアカウントを停止した格好になるのだろう。その辺、YouTubeにどの程度の裁量権が許されるのか。難しいところだ。

トランプ氏のTwitter凍結のときも議論になっていたけれど、プラットホームサービスのアカウント停止は、ある種、そのプラットホームからの抹殺に他ならないので、与える影響が大きい。プラットホームの規模が大きく、利用者が多ければ多いほど、ひとつの社会から抹殺されるのと等しい。一民間企業の判断でどこまでやっていいのか。その辺、社会として考えなきゃいけない時期が来ているのかもしれない。

芸人のロザンが「第三者機関をつくるべし」と言っていた。民間企業に判断させるのではなく、第三者機関が「トランプはTwitterアカウント停止すべき」と判断して、Twitter社がそれに従う、という流れだ。つまり、映倫とかBPOみたいなものを想定しているのだろう。その場合、Twitter社は、その第三者機関の指示に従う。そういう義務だけが生じる。

そういうのがよいと思う。個々の民間企業が判断できる範疇を越えているような気もするし、そういう判断をする責任を一民間企業に背負わせるのも厳しいと思う。