2014年8月28日 富士の樹海に迷い込まないように……

新しい会社に入って4か月が経った。そのうち2か月近くはフィリピンに行っていたことになる。計算してみたら、土日も含めて4か月のうちの46%は海外にいた計算になる。土日を差っ引けば、会社にいた日なんてほとんどなくって、ほぼフィリピンにいた、と言ってもいいくらいだ。

今になって、次々とボクのところに仕事が舞い込んでいる。カガヤン・デ・オロのプロジェクトだけでなく、セブ島のプロジェクトにも抜擢された。次のアフリカのプロジェクトも、うまく行けばボクが担当になるかもしれない。ひとつは、ボクがエヌ井さんに信頼された、ということ。もうひとつは、ボクの単価が安い、ということ。会社としては、ボクは非常に便利な人間なのである。単価が安くて、それなりに使える人間。その期待に応えるべく、頑張ろう、と思う。

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抱える仕事が増えてきたので、文房具屋さんに行って、いくつかクリア・ファイルとフォルダを購入する。そうしないと、机の上が富士の樹海のようになってしまいそうだからだ。

こういう書類の整理って、実はなかなか難しい。厳密にルール化してしまうと、本当に忙しくなると守れなくなる。結局、時間のあるときに後追いで整理する羽目になって、ずるずると先延ばしになってご破算になる。だから、ある程度、ルーズにやれて、それでいてそれなりに整理されている、という状態が理想型である。

ボクは案件ごとにクリア・ファイルを用意して、とにかく放り込んでいく。そして、帰る前に一度、それを眺める、というやり方で整理を進めている。時間があれば、クリア・ファイルの中から、もう、終了した資料や保存してしまっていい資料だけを取り出して、インデックスをつけてフォルダに格納する。オンゴーイングなものはクリア・ファイルに残す。忙しければ、眺めるだけでおしまい。でも、1周間のうちに1回は、ちゃんと時間をつくって整理する。これはなかなか有効で、ボクの性格に向いている。