2021年2月13日 孤軍奮闘。

まさにタイトルのとおり。孤軍奮闘。パキスタン国のウェビナーは、ほぼひとりで進めている。15日と16日がウェビナーの当日で、ファイサラバードとラホールからは総裁が参加するので、結構、大物ゲストという印象。その一方で、日本側から彼らと対峙するのはボクなので、責任重大だし、これでいいのかな、という想いはある。

さて、結構、ウェビナーというのは大変で、まずは通信環境を整える必要がある。もちろん、我々側の通信環境を整える必要もあるのだけれど(日本はICT途上国なので、それはそれで大変だ!)、先方の通信環境の確認をして、端末をどうやって繋がせて、参加者がちゃんとウェブ会議室にアクセスできる体制を組むのか。その辺を全部、こちら側である程度、コントロールしてやる必要がある。そんな活動を、土曜日になってもやっている。

講演者の手配も必要だ。日本側の手配は、手続き論だから、面倒臭いけれど、まあ、大丈夫。適切な講演者は把握できているので、後は「あなたに任せたい。お願い」という依頼文を一筆書いておけばオーケィだ。でも、先方の講演者は、こちら側ではなかなかコントロールしづらい。組織内のパワーバランスとか、政治的な絡みとかもあるし、こちら側は本当に喋って欲しい能力のある人や実績のある人ではなくって、出世のために活躍させたい人物にスポットを当てたがる。結局、紆余曲折ありながら、直前まで揉めていて、いよいよ明後日だというのに、決まらない。そんな調整をバタバタとやっている。でも、体裁は大事にする人たちなので、最終的には何らかの形に収まるのだろう。

オーディエンスへの配慮も必要。今回はZoomでウェビナーをするが、Zoomにアクセスする人間は限定的にして、その他大勢はZoomからのYouTube生配信を視聴してもらう形式とした。そして、YouTube視聴者の声をGoogle Formで集めて、適宜、ウェビナーに反映していくやり方だ。生配信用のYouTubeのURLを作り、サムネイルを作成して、Google Formの質問を作成してYouTubeの概要欄にURLを貼りつける。それぞれの属性の参加者で分析できるようにするため、YouTubeにアクセスするURLの入口を分ける作業もする。そんなことも、実はボクがちまちまやっている。

加えて、日本企業のビジネスマッチングの場もつくらなきゃいけなくて、そんな調整も動いている。どういう風にパキスタンに進出して、仕事をとるか。このPR方法やプレゼン準備については、最後までフォローしていた。

で、ようやく後回しになっていた自分のことを開始する。当日の司会進行もボクがやるので、そのタイムスケジュールと司会用の台本を準備する。ちゃんと時間管理できるかなあ、と心配になって、何度かシミュレーションしてみる。

……そして、ようやく、夜になって、自分のプレゼン資料を作り始める。そう。実はボク自身も講演者のひとりで、ウェビナーの中で20分間のプレゼンをする必要がある。これは明日にペンディング。

……こういうのを、ほぼひとりで抱え込んでやっているので、結構、しんどくて、休日なのに、今日はほとんどこれにかかりっきりだった。おそらく明日もそう。正直、パキスタンでのプロジェクトへの参画と、ウェビナーの事務局と、講演者と司会進行と、民間企業との調整と、分割やった方がよいのだろうな、と思っている。でも、そうなっていないのが現状で、苦しいところである。