2021年3月14日 動画よりも文字の方が、情報の質の見極めは早いのでは!?

最近、いろいろなハウツー系の情報が、YouTubeに掲載されるようになった。Googleで検索して、上位に出てくるのが、YouTubeだったりする検索結果もある。聞いた話では、最近、何か情報を得るために、最初からYouTubeで検索する新人類もいるらしい。これ、ボクは個人的にすごく嫌な傾向だな、と思っている。発信者側からすると、うまく行けば、YouTubeから広告収入を得られるので、それを狙っているのだろう。でも、受信者側からすると、動画だと、情報の品質、求めているものとの合致度合い、その内容の妥当性を瞬時に判断しづらい。文字情報だと、流し読みすれば一瞬で分かるので、読むか読まないかを判断できる。でも、動画だと、正直、分からない。その人の編集技術とか、喋り方とか、画質とか、いろんな要素があって、本質的な「情報」という意味での是非は、しばらく見てみないと判断ができない。だから、非常に残念なことだけど、ボクはGoogleから飛んだ先が動画だった場合、立ちどころにブラウザを戻してしまう。情報の質が高い可能性もある。参考になるのかもしれない。でも、それをジャッジする時間がもったいないからだ。

最近は音声の時代とも言われていて、ながら聞きができるという意味で、ラジオが見直されている。運動しながら、料理しながら、通勤しながら、音声で情報を得る形だ。おそらく、ライフスタイルとしては、それもありで、だからこそ、ウェブラジオみたいなスタイルが流行っている。こういうのも、実は有益かどうかのジャッジは聞いてみるまでは分からない。だから、ラジオで言うところのパーソナリティみたいな人の是非で質をジャッジするしかない。

一億総情報発信時代だ。情報を発信する人は、ツールの特性を理解しておく必要があるし、受け手も、プラットホーム検索で何でもYouTubeやInstagramの中で完結して検索しないで、有益な情報にアクセスする方法を考えた方がよいだろう。たとえば、コーヒーを淹れているときの泡立ち方はどんなものなのか、お湯の注ぐスピードって、どんなものなのか。こういう視覚情報をゲットしたいときに、初めて、YouTubeのハウツーが有効になる。多分、運動の仕方みたいなものやダンスの仕方みたいなものも、向いている。でも、文字情報の方が優れたプラットホームである場合の方が、多分、多い。