2020年5月13日 勉強の仕方と情報の取捨選択の大切さ

息子のツクル氏は今年1年生。だけど、のっけから緊急事態宣言が出されて通学していない。あっという間に4月が終わって、5月になってしまった。多分、5月末までは学校は再開されないのだろう。正直、難しいな、と思う。小学校で最初に学ぶべきことは「勉強の仕方」だ。Amazonで見ていると、ドリルが飛ぶように売れていて、もう入荷時期も未定の状態だ。でも、ひらがなが書ければいいとか、足し算ができればいいという問題ではない。「勉強の仕方」を正しく教えてあげないと、勉強ができるようにはならない。

我が家がボクも妻のちぃ子も在宅勤務で対応しているけれど、でも、勤務時間は文字どおり、「勤務の時間」なのであって、子供と向き合うことはできない。「勉強の仕方」を教えてあげることはできない。だからと言って、ドリルを渡して、彼に独学で勉強させることはできない。ひらがなの練習や、足し算なんかは、彼はできる。でも、変なクセがついたら後で困る。勉強というのは、正しい向き合い方があって、それがお勉強のできるできないの分かれ目だ。ちゃんと、勉強と向き合わせたい。

仕方がないので、ボクは本を大量に買う道を選択した。読書の取っ掛かりとして、「かいけつゾロリ」シリーズを渡して、長い本を集中して読む訓練をさせ、それから、同じくらいの長さの本をひとりで読めるようにする。その後、少年少女文学集みたいなものと、図鑑や百科事典のような類いを渡す。読書の仕方はこれまでに何度も教えてきた。新しい知識の習得、知的好奇心、そして、感受性というものを育める。これなら、ボクやちぃ子が働いている時間に、彼だけでもやれるだろう、と期待してのことだ。

最近は「恐竜」に興味があるみたいだったので、学研LIVE、講談社MOVE、小学館NEOの3冊を準備した。「動物」や「植物」、「魚」だってそうだ。いろんな学説があって、正解はひとつでない。同じ恐竜でも、本によって書いてあることが違う。比較・検討する姿勢を学ばせようという意図だ。本によって書いてあることが違うので、最初は混乱していたが、彼なりに取捨選択して情報を精査することができるようになってきた。