2015年10月5日 プロフェッショナルでない人々

最近、雑誌をつくるのにも慣れてきて、PhotoShopやIllustratorを使って、ちょいちょいと画像加工したり、デザインしたりできるようになってきた。せのせいで、プロのつくった雑誌を見ていても、下手だなあ、と感じることが多くなってきた。意外とプロだからと言って、PhotoShopを使いこなせているわけでもないし、デザインがいいわけでもない。髪の毛をちゃんと切り取れていなかったり、変な色を組み合わせていたり、配置がおかしかったりする。その一方で、実は簡単なことなんだけど、小手先の技術で工夫していて、意外とうまく誤魔化しているな、と関心することもある。

つまり、そんなもんなのだ。プロだからって、みんながプロフェッショナルなわけじゃない。出来ていない部分もある。それでもちゃんと仕事になるのだ。大事なことは、ちゃんと納期までに完成させて、納品する、ということ。そうすれば生計が立てられる。完璧にプロフェッショナルに徹することが「プロ」のお仕事ではないのである。

実は、今回、ある雑誌の取材に応じていた。その完成品が届いた。デザインがひどくってガッカリしたのだ。ボクの写真を撮って、切り取って加工しているんだけれど、髪の毛を直線で切り取ってしまっているから、ヘルメットみたいになっている。本当はボサボサだったはずなのに。のっぺりしている。ひどいクオリティ。でも、それでも彼らはお仕事になるのだ。

だから、頑張ればプロになれるよ、という話。与えられた仕事を一定水準でこなせれば、プロになれる。だから、やってみればいいよ、という明るいお話。わははは。