2014年10月23日 ブルルを探して三千里

本日、フィリピンより帰国。結局、ブルル(Bulul)の木像を発見できず。ブルルというのはフィリピンの精霊信仰に登場する田の神さまの名前だ。下級精霊みたいなもの。フィリピンでは、今でも一部、少数民族の間に精霊信仰が残っている。ブルルは、一見すると、膝を抱えて、体育座りで落ち込んだような姿の木像だ。何でそんなヘンテコな格好をしているのかは分からない。試しにBululでgoogleの画像検索でもすれば、たくさん出て来る。

面白いので、ボクも欲しいなあ、と思っていたわけ。マニラで買えるみたいな話だったんだけど、結局、見つからなかった。残念だ。ルソンの山岳地域の、少数民族がいるところに行かなきゃいけないのだろう。

まあ、仕事柄、もう何回かフィリピンを訪問するので、もう一度、トライしてみようと思っている。そう思えることが大変、贅沢なことだ。大抵の場合、海外旅行って、一度きりだ、と覚悟をするわけなのに……。