2019年12月14日 アンガーコントロールに努める10代

非難されるかもしれないが、ボクは個人的にグレタさんが好きじゃない。まあ、彼女は若いので、そのうち、もう少しよくなる可能性もあるので、そこに期待したいのだけれど、こうやって持ちあげられて、これが正しい道だ、と勘違いしてしまったら、ダメだろうなあ、と思う。

基本的に、ボクは理想主義者だ。その点ではグレタさんと同じ。でも、活動は常に実学であるべし。これがボクの徹底したスタンスだ。理想を追求すると、現実とのギャップが立ち現れる。そこで、現実の方を否定して理想を貫くと、それは夢想家とか空想家と同じで、ファンタジーになってしまう。現実を受け入れた上で、現実と理想のギャップを埋めていくのが、あるべき姿だ、とボクは思う。その意味で、飛行機に乗らずにヨットで移動、というのは面白いパフォーマンスだけれど、パフォーマンスでしかない。人間、時間は平等で、限られているので、誰もがヨットでのんびり海外に出掛けるなんて理想は実現できないし、こうやってグローバルな世界になったので、ボクはぱぱっと飛行機に乗ることで、短期間の渡航でアフリカやアジアを訪問し、彼らをサポートできる。ヨットなんかで途上国を助けようと思ったら、いつまで経っても救えない。ミレニアム開発目標は達成され、世界の貧困は半減した。こういうのは、人間の技術が成し遂げた偉業であり、飛行機の存在は無視はできない。

アルピニストの野口さんが、電車に乗っているグレタさんが揶揄したらしい。賛否両論で、そんなことで彼女をいじめるな、という声もある。でも、結局、それが現実というものだ。グレタさんも文明を享受し、満喫する。それって当然のことで、それが人間的に生きるということ。理想だけを追求する極端な発想は、矛盾が出る。矛盾を抱えて生きているのが人間で、必ずしも理想どおりには生きていけないのも人間。それを受け入れた上で、ソリューションを見つけていく。それが正しい道だ、とボクは思う。

まあ、ウェブの対応とかを見ていると、基本的には今風の賢いっぽい人に見えるので、過激な思想家にシンボルとして利用されて終わらないように、どこかで新たな道を切り開いて欲しいなあ、と思う。あるいは、極論を述べることで注目されることを、戦略としてやっているのであれば、それはそれでそのまま突き進みながら、獲得した知名度を活用して面白いことでもやってもらえればいいなあ。