2021年4月4日 アイドルって何だ!?

ここのところ、アイドルグループ(?)の「我儘ラキア」にハマっている。たまたまファミリーマートの窓のところに彼女たちのライブのポスターが貼ってあって、琴線に引っ掛かった。「我儘ラキア」というワードの妙と、そのロゴの格好よさ。そして、彼女たちのビジュアルが格好よかった。ボクは最初、勘違いしていて、最近、流行りのガールズバンドなのかな、と思った。そして、その場でYouTubeを立ち上げて、PVを視聴して……青い髪の女の子が歌い始めて、ああ、彼女がヴォーカルなのだな、と認識した。結構、強めの声で、歌唱力もある。ロックだ。いい。でも、他の3人は楽器を演奏しない。踊っている。変なPVだな、と思っていたら、突然、金髪ショートめの女の子がゴリゴリのラップを始める。あれれ、ラッパーだ。しかもかなり本格的。そして、2番になったら、残りの2人も歌い始める。ここに至って、ようやく、どうやらこのグループはバンドじゃないっぽいぞ、と気がつく。思い込みって恐ろしい。Wikipedia先生にお伺いを立てる。

「我儘ラキア(ワガママラキア)は、日本の女性アイドルグループである。」

あ、アイドルなんだ。や、アイドルの定義って何? こんなにゴリゴリにロックをやっていて、アイドルとか言うのか。たとえば、アイドルグループの「神使轟く、激情の如く。」も、ミクスチャーロックっぽいことをやっていて、もはやアイドルなのか何なのかよく分からないけれど、でも、何となく彼女たちはアイドルだな、と思わせる何かがあった。つまり、自分の「かわいい」という容姿をウリにしていて、着せ替え人形のようにいろんな格好をして、いろんなポーズで写真をとって、ファンに媚びている。でも、「我儘ラキア」みたいに、ここまでファンを突き放していると、もう、アーティストだよね、と思う。作詞・作曲も、青い髪の女の子(星熊南巫)ややっているらしい。ラップの作詞は金髪ショートめの女の子(MIRI)。作曲まで踏み込んでやっている点も、アイドルとしては珍しい。