2015年6月27日 さようなら、ナイジェリア

本日、ナイジェリアより帰国。午前中、シェラトンホテルのプールサイドで残留メンバに事務的な申し送りと技術的な引継ぎをして、午後から武装警官とともに揺られて、ンナムディ・アジキウェ国際空港へ移動する。

途中、空港までの送迎のドライバと助手席に座る武装警官が、高速道路の料金の支払いを巡って料金所の職員と揉めている。「払わないと通れない」「払う必要はない」などと侃侃諤諤やっていて、いつまで経っても進まないので、ボクが「いくらだ? こちらで払う」と伝えると、ドライバが「もう少しで押し切れる。待て」などと言う。乗客は日本人だとか、大使館がどうだとか、そんなことで押し問答を繰り広げている。そのうちゲートが開いた。ドライバと武装警官が大喜びでハイタッチ。「料金所の職員には悪いことをした」「ラッキィだった」などとゲラゲラ笑っている。困ったものである。

空港では、出国の際に「スーツケースにビールが2本入っている。開けろ」とイチャモンをつけられる。「2本はダメなの? 3本までではなかった?」と訊くと「いいから何か寄越せ」と開き直って手を出してくる。どうやら通りたければ賄賂を払えということらしい。出国カードも職員が群がって来て「俺が書いてやる」「俺が書いてやる」などと言って金品を要求してくる。荷物検査のときはひどくて「財布の中身も見せろ」「中身を分けてくれ」と直裁だ。空港職員、腐敗しているなあ。困ったものである。

それでも、1か月半のナイジェリア生活もこれでお仕舞いだ。ようやく日本に帰ることができる。