2024年10月16日 好きな作風の好きな作品を読むという営み
体調不良は相変わらず。仕方ないので読書を続けている。本日は『謎解きはディナーのあとで』(著:東川篤哉,小学館文庫,2012年)を読んだ。東川さんは「烏賊川市シリーズ」で読んでいたので、作風はよく知っている。『謎解きはディナーのあとで』そのものもドラマ化していたので、何となく内容は知っていた。でも、あまりにポピュラーになってしまったので、敬遠して、手を出さなかった印象だ。久々に本屋に行ったら、『新 謎解きはディナーのあとで』ということで、新しいシリーズが平積みになっていて、ああ、まだ続いているんだなあ、と思って、久々に手に取ってみた次第。
相変わらずの東川さんのユーモアに富んだシニカルな文体。懐かしいなあ。キャラクターたちが生き生きとしているのも「烏賊川市シリーズ」と変わらず。懐かしくなってしまった。最近、芥川賞、直木賞の作家を順繰り読んでいて、好きな作風の好きな作品を読むという当たり前の営みを、ここのところ、実践していなかったなあ、と反省した。だから、改めて東川さんのシリーズにハマってみてもよいかもしれないなあ、と思った。