2015年5月17日 ギブ・ミー・ア・チョコレート
アブジャのンナムディ・アジキウェ国際空港に到着。早速、税関に引っ掛かり、スーツケースを開けるように指示される。禁止されるものは入っていないが、日本で調達して現地に持ち込む機材があって心配。案の定「新品か?」と問われる。「我々が日本で使っていたもの。我々が業務で使うもの」と説明。でも、結構しつこい。そのうち、担当者が宇治抹茶のキットカットに気づいて「これは何か?」と訊く。「日本のチョコレート。お土産だ」と応えると「ギブ・ミー」としつこい。どうやら、渡すまで解放しない構えのようだ。仕方ないのでチョコレートだけ取り出して、机の上に置いて、閉めてもいいか確認してスーツケースを閉める。それから1箱だけやる。すると2人寄って来る。「彼らにも」。もう、面倒臭くなって渡してやる。するとニコニコしながらゲートまでガイドしてくれた。この野郎、と思う。
その後、護送警官と一緒に空港から市内までの幹線道路を走る。車窓から見える赤茶けた大地や建設中の街並みを眺めながら、ナイジェリアに戻ってきたことを実感する。1か月半のナイジェリア生活は始まったばかりだ。