2015年8月24日 「ビーだま・ビーすけの大冒険」に癒されて……

最近、「ビーだま・ビーすけの大冒険」に癒されている。「ピタゴラスイッチ」でここのところ、朝、放送されているのだ。基本は「ピタゴラ装置」なんだけど、「ビーだま・ビーすけの大冒険」は、それに物語が付加されている。さらわれた兄弟(ビータ、ビーゴロー)を助け出すために、ビーすけが奔走する、という救出劇だ。そのため、赤いビー玉のビーすけがトリガーになってピタゴラ装置は動き出す。

ただし、これまでのピタゴラ装置と圧倒的に違うところは、最初っから最後まで、赤いビー玉が機能し続ける、ということ。赤いビー玉がトリガーになって別の装置を動かしたとしても、最終的に、その装置は赤いビー玉を動かす仕組みになっていて、常に赤いビー玉が次の装置のトリガーになっていく。その意味では、スタートからゴールまで、赤いビー玉を繋いでいかなければならないので大変だ。当然、ビー玉は位置エネルギーを使って動くので、下に落ちる一方だ。途中、別の装置を発動させて、赤いビー玉は上に上がらなければならない。そのための工夫があっちこっちにあって面白い。

物語になっているため、途中で緑と黄色のビー玉を回収するとか、巨大な玉に追いかけられるとか、紙コップに捕らわれるとか、3人の力を合わせる(3つのビー玉の重さで駆動する装置)とか、最終的には3人でゴールする仕掛けとか、いろいろと頭を使わなければならないので、装置を作った人は大変だっただろうなあ、と思う。

歌がビーすけの応援歌になっていて、見ているこちらも、「ビーすけ、頑張れー!」と固唾を呑んで見守ってしまう。よく出来たピタゴラ装置だ。すごいなあ、NHK。