《過去の雑記》

過去の雑記166件から185件までを掲載しています。

2013/07/24 サービス過剰なおどろおどろしい本!?

今日は大きな借金を背負ったぞ。家を買ってしまった。わっはっはっはっは。でも、仕事で見る金額はもう一桁も二桁も大きいので、何だか大したことがないように見えてしまうぞ?  イエア、イエア。

* * *

コンビビに『衝撃!UMA完全ファイル』という本が並んでいたので、ついつい買ってしまった。ご存知、天野ミチヒロ氏の本だから間違いない。でも、何よりも素晴らしいのは、全編通して、何だか昭和のノリだったこと。おどろおどろしい挿絵に踊る過激な煽り文句。演出過剰な誇張表現! 未確認動物って、科学的な視点でクールに評価するよりも、「こんな目撃情報が!!」とか「本当にいる!!」みたいなワクワク感があった方が絶対にいい。秘境ツアーに誘われるような感じ、というのかな。最近、そういう文章、見なくなったなあ。みんな、整った文章になってしまっていて、科学的な視点で斬りたがる。

そんなわけで、こういう胡散臭くって過剰な文章を読むと、懐かしいやら恥ずかしいやら……。でも、間違いなく子供の脳内を刺激するのは、こういう文章だ。ちょっとオーバで嘘臭い方が、冗談で楽しめる。未確認動物の本なんだから、ガチで語るよりも、嘘か真か……みたいなスタイルでやった方が、絶対に楽しい。どんどん、こういう路線で突き進め、と思うのは、決して、ボクだけではないはずだ。

そんなわけで、オススメの本。


『衝撃! UMA完全ファイル』(著:天野ミチヒロ/怪獣特捜U-MAT,COSMIC MOOK,2013年)

2013/07/23 数字には魔力がありまして……

最近、怒涛の忙しさ。たった4日間で、今後20年間に生じる施設整備費を試算しろ、というオーダ。これは……ちょっとどうか、と思う。20年前のあの頃に、誰が今の世界を想像できただろうか。今ある資料を掻き集めて、20年前がどういう時代だったか、どの程度、整理できているだろうか。20年間って、結構な重みがある。もちろん、ね。未来を見通すことは大切だ。20年後の未来は考えるべきだ。でも、少なくとも、今、20年間の明確な行動プランが何もない中、4日間で考えることではない。

あんまりいい加減な数字を外に出して、その数字に縛られるのも嫌だからなあ。「○○億円必要です!」ということは容易い。でも、「じゃ、○○億円でやろう!」と言われてしまってにっちもさっちもいかなくなる。大人の世界って、案外、そんなものだ。数字には魔力があって、気がつくと独り歩きし始める。まるでそれが明確なゴールのような顔をして我が物顔でうろうろし始める。だから、ちゃんと考えないといけない。でも、精度を高く示そうと思うと、ちょっと難しいよなあ。だって、20年先の世界なんて分からないもんね。うーん。そんなことに頭を抱える日々。

2013/07/22 現代の妖怪像としては……

妖怪検定の勉強に一所懸命。それにしても、水木さんの本は誇張表現があって、実は実際の伝承上の妖怪の姿とは異なることもある。でも、境港市の妖怪検定は、検定の参考図書が水木さんの本。だから、ボクとしては、ウソっこを回答しなきゃいけない気がしていて、微妙な気分になる。伝承上の妖怪が正解なのか、水木しげるが記述した妖怪が正解なのか。はたして、問題作成者は、その辺の知識を持っていて、そういう妖怪については問題から外してくれたりするのかな。というのが、目下のところのボクの興味だ。

たとえば、ぬらりひょんなんて、妖怪の総大将だとか、勝手に人の家に上がり込んでお茶を飲むとか解説されるんだけど、そういう伝承は残っていない。あくまでも、昭和になって、作家たちが創作した属性だ。水木しげるは漫画家なので、基本的には厳密ではない。それを批判するつもりはない。でも、妖怪検定の回答として、何を正解とするか、という点は、非常に難しい、と思う。「現代の妖怪像としては……」という断り書きがあれば、全部、正解だけど、さ。うーん。

2013/07/21 面白い未来を!!

選挙だ。正直、誰に投票すべきか。決め手に欠くよなあ。……と思いながら、重い腰をあげて投票所へ。投票用紙を受け取って、記載所に立って、候補者の名前を見て、そこまで行っても悩んでいたけれど、まあ、仕方ないよね。えーい、とばかりに投票した。万遍なくいろいろと言うよりも、ただひとつ、尖ったことを言ってくれればいいのになあ。ボクは、そういう人に投票したいのに。

AKB総選挙に熱狂するのもいいけどね。ホントの選挙もちゃんと盛り上がるといいよね。そう思える選挙にするためにも、先ず、候補者が面白いことを言ってくれないと盛り上がらない。面白い未来を、可能性を、ボクたちに指し示してくれないとダメ。そういう点じゃ、AKB総選挙と構造的には同じだ、と思うんだけどなあ(遠望)。

2013/07/20 妖怪、時系列!?

横須賀へやってきた。どぶ板通りのTSUNAMIでネイビーバーガーを食す。昔、F谷さんに連れられて行ったお店。さすがに小食のボクはRegularサイズは頼めなかったので、Quarterサイズ。それでも十分、お腹いっぱいだ。

TSUNAMIにてパシャリ。
TSUNAMIにてパシャリ。

ネイビーバーガー(レギュラ・サイズ)
ネイビーバーガー(レギュラ・サイズ)

それから、目的の横須賀美術館へ。「日本の『妖怪』を追え! 北斎、国芳、芋銭、水木しげるから現代アートまで」という企画展が組まれていて、それを観に行った。

横須賀美術館はお洒落だ!
横須賀美術館はお洒落だ!

江戸時代の妖怪画集である鳥山石燕の『画図百鬼夜行』の現物を初めて見た。他にも竹原春泉の『絵本百物語』もあった。書籍ではいつも見ている絵だけど、現物を見て、結構、感動していた。

それから浮世絵に描かれる妖怪を眺める。意外と浮世絵の中に当たり前のように妖怪が描かれていて、面白い。

水木しげるの原画も並んでいた。原画で見ることってあんまりないので、ちょっと感激した。やっぱり線とかインクの使い方が上手だなあ、と思う。水木しげるが参考にしたであろう浮世絵もあって、浮世絵が水木しげるの手によって、こういう風に描かれるのだなあ、というのも見ていて面白かった。

最後は現代アートの妖怪。その最後に展示されていたのが鎌田紀子さんの作品。これがグロテスクで、ものすごい。不気味な人形たちが展示場にぽつん、ぽつん、と並んでいる。最後の最後で、ズズーン、とビックリした。ものすごいインパクトだ。妖怪に魅せられたような不思議な気分で企画展を後にする。これは……すごいな。彼女としては「妖怪」として造形したものではないのだろう。でも、この不気味さはまさに妖怪だ。

怖いもの見たさで「鎌田紀子」で画像検索してみると、少しは伝わる、と思う。

2013/07/19 ボクたちの現在は彼らの将来だ。

本日は再びJICA横浜。仏語圏のアフリカ人研修員のアクション・プラン発表会があった。彼らがこの研修で何を学んで、自国に戻ってから何をするか、という発表会だ。ボクも研修には講師として参加していたので、彼らにどういうインパクトを与えることができたのか、非常に興味があって参加した。彼らの気持ちに微々たるものでも、何かしらのインパクトを与えられればいいな、と思っている。

今回は事前にアンケート調査をとっていたらしい。ボクの講義についても、いろいろと感想が書いてあった。ボクの講義は「歴史」だ。人によって受け取り方はさまざまで、ボクたち日本人の歴史には興味ない、という辛辣なコメントもあったけど、でも、自国の歴史と比較して眺めることができたとか、歴史を整理することが将来を見通すことに繋がることが理解できたとか、ボクたち日本人が過去にどのような意思決定をして現在があるのかが見えて良かったとか、これからの自国の展開を考える材料になった、などの好意的なコメントもたくさんいただけた。

今回はフランス語だったので、なかなか想いを伝えるのは難しかった。何しろ、日本語や英語じゃないので、アドリブが利かない。ある程度、台本に沿って進めていくしかない。でも、結構、通訳さんに無理を言って、アドリブで喋ったので、多少、頑張ったな、と思っている。次回はもう少し、ボクの講義の趣旨とか軸を明確に示すところからスタートして、聴き手に構えて聴いてもらえるようにしようかな、と思った。

2013/07/18 カレンダどおりがお休みのボクは

やってくるお仕事を右から左へやっつける。やっつけ仕事、イエーイ。最近、国の制度や方針が変わったので、みんな、悩んでいるらしい。同業者からの照会や問い合わせが多すぎて困る。そんなの自分で考えてくれ、と切り捨てられず、実はボクも悩んでいるのだ、とも答えられず、何となくそれっぽい回答資料を作成する毎日。ホント、ね。

* * *

そうそう。印鑑登録は本人じゃなきゃ出来ないらしいので、時間休をもらって区役所へ。いそいそと会社の近くの中区役所へ行ってみたら、「あ、お住まいの区じゃなきゃダメです!」と言われてしまった。そんなワケで、大慌てで電車に飛び乗って、地元の区役所へ。ギリギリ5時に滑り込む。危なかったー。汗ダクだ。ボクみたいにカレンダどおりがお休みの人間って、銀行とかお役所、病院は天敵だ。どうして少しずつズラしながら営業してくれないのか、といつも思うよね。

2013/07/17 がしゃどくろ!!

さすがに夏だな。横須賀でも妖怪関連のイベントを開催しているらしい。たまたま仕事で横須賀へ行ったら、駅前にででーん、とポスターが貼り出されていた。ポスターにはおどろおどろしい絵(笑)。この絵は、実は歌川国芳が描いた「相馬の古内裏」。『善知烏安方忠義伝』という物語のワン・シーンだ。巨大な骸骨が大宅太郎光国に襲い掛かっている。でも、この絵って、実は歌川国芳の創作で、原作の『善知烏安方忠義伝』では、滝夜叉姫の妖術でたくさんの骸骨が襲い掛かってくるシーンなんだけど、歌川国芳は、それを巨大な骸骨としてアレンヂして描いたので、ものすごいインパクトがある。

「日本の『妖怪』を追え! 北斎、国芳、芋銭、水木しげるから現代アートまで」 横須賀美術館にて。

今度、時間を見て行こう、と思う。そうじゃなくっても横須賀って楽しい町だもんね。

http://www.yokosuka-moa.jp/exhibit/kikaku/1302.html

2013/07/16 ミャンマー・ビール、エフェス・ビール、ミソス・ビール……

「世界のビール博物館」が本日、横浜にもオープンだッ。ヤッホーッ。ミャンマーで堪能したミャンマー・ビールもある。トルコのエフェス・ビールもある。いいね、いいね。ギリシアのビールは……「ミンス」? ミソス・ビールの誤植か? ボクの中では、ギリシアのビールと言えばミソス・ビールかアルファ・ビール。ギリシア旅行していたときのボクのお気に入りは断トツ、ミソス・ビール。何しろ、ミソス(=Μύθος(ミューソス))って《神話》を意味するギリシア語だもんね。

それにしても、「ミソス」と「ミンス」の誤植だとしたら、中国人みたいな間違い方だ。中国の海賊版DVDは「ソ」と「ン」の誤表記がたくさんあるので、Bookoffで働いていた時代に、よく購入をお断りしていた記憶があるのだ! 多分、OCRで読んで作っているのだろう。なので、ちょっと会社として怪しいかなあ、と思わないでもない。ウェブサイトの旗も、若干、間違っているんだよなあ。ミャンマーの国旗なんて、古い旗のまんまだしなあ。

……などと、ちょろっと訝しがりながらも、でも、これだけたくさんのビールのラインナップがあるというのは、ちょっと、素敵かな、と思うよ。

世界のビール博物館:http://www.world-liquor-importers.co.jp/yokohama/

2013/07/15 水の斧!!!!!!!

ニュースを見てビックリした。鷺沼の配水池からじゃんじゃんと水が溢れている。あそこ、昔、プールがあったんだよね。ボクはあそこのスイミング・スクールに通っていて、泳ぎはあそこで覚えたようなもんだ。今はプールはなくなってしまった。

それにしても、あそこが配水池だってことは知らなかった。漏水の原因はウォータ・ハンマらしい。管路の中を流れる水を、途中で急にバルブなんかで塞き止めてしまうと、管内にものすごい圧力が生じて、ものすごい音と振動が発生する。鷺沼配水池も、圧力で、管がぽーん、と吹っ飛んでしまったみたい。屋上から水がじゃばじゃば溢れていてものすごい光景だった。

それにしても、日本は平和だなあ、と思う。取材の人が人々にインタビューしているんだけど、みんな、けらけら笑って楽しそうだ。暑い夏の盛りだから、水浴び出来てもうけもの、くらいの感覚なのかもしれない。幸せなことである。

2013/07/14 見た目が9割、伝え方も9割!?

『伝え方が9割』を読んだ。これ、オススメの本だ。同じことを伝えているのに、言い方で受け止め方や印象が変わる。それを事例を挙げながら解説してくれる本。何よりも素晴らしいのは、実践的なところ。もちろん、多かれ少なかれ、ボクたちは無意識に実践していることばっかりだ、と思うけど、でも、こうやって分類したり、名前をつけたりすることで、明確な手法として頭の中に入ってくるので、より意図的に使えるようになるかな、と思う。まあ、結局は自分の発する言葉を、相手がどう受け止めるか、ということなので、他者意識とか思い遣り、想像力が大事だ、ということなんだけど、より意図的に、そういう感性を伸ばして行ける。そんな感じの本だった。多分、30分から1時間で読めるので、是非。


『伝え方が9割』(著:佐々木圭一,ダイヤモンド社,2013年)

2013/07/13 ちっちゃいヒロシ君!?

長野へ向かっている。ちぃ子は一足先に、昨日から長野入り。本日、友人の結婚式があるのだ。ボクは、それが終わる頃を目掛けて、長野へ出発。一緒に、ちぃ子の実家へ遊びに行こう作戦だ。東京駅でお弁当を買って、新幹線に乗り込む。

* * *

「雑誌作り」という文化が少しずつ根付いてきた。今日のちぃ子の友人も、結婚式で「雑誌」を配るらしい。数日前まで、ちぃ子はその手伝いをしていた。ボクたちは、結婚式でプロフィール雑誌を配った。それを自分たちもやってみたい、ということだ。データそのものは、PowerPointで、ちぃ子の友人が全部作った。それをちぃ子がIllustratorで作り直して、安くてクオリティの高い印刷屋さんに入稿するまでの手続きを請け負っている。それが本日、配られる。楽しみだなあ。長野に着いたら、ちぃ子に見せてもらわなければ。ワクワク。

* * *

Hirossini(ヒロッシーニ)というお店でイタリアンのコース。小さなヒロシってことだろうか(笑)。ちぃ子のご両親って、あんまりそういうお店に行く雰囲気じゃなかったんだよね。いつも、料理には気を遣っていて、なるべくオーソドックスなものを選んでいた。それなのに、最近、どんどん出歩き傾向にある。いろんなレストランを巡っているらしい。きっと、ちぃ子の影響を受けているのだ、と思う。いいことだ。

Hirossini(ヒロッシーニ):http://hirossini.com/

バーニャカウダ
ダーニャカウダ。知らない野菜が結構、入っている!?

2013/07/12 懐古。

久しぶりの面子で飲み会。3年前の職場のメンバだ。時間が経つと、立場も変わる。出世した人もいるし、異動になって、全ッ然、違うことをしている人もいる。会社での立ち位置も変わった。でも、不思議なことに、こうして顔を突き合わせると、昔みたいな関係に戻る。楽しくて、飲み過ぎた。日本酒をぐいぐい、と行ってしまって、そうしてぐるぐると気持ち悪くなって、4件目でリタイアした。まあ、そんな日があってもいいだろう。

2013/07/11 理解できない感性。

少しくらいは働けよ、後輩。……などとぼやいてしまうのは、ボクが年老いたからだろうか。気がつくと自分の興味のあることに没頭している後輩。でも、その実、やらなきゃいけないことが山積しているのに、気がつかない。ボクが「こっちが大事。やって!」と言うと、ああ、そんな仕事があったのかというような驚いた顔。最初は、仕事の優先順位づけとか、気配りとか、教えていれば理解してくれるものだ、と思っていた。ただ自分のやるべきことに気がついていないだけだろう、と高を括っていた。でも、どうも、最近、そうじゃないっぽいことに気がついてきた。そういう感性が欠落している。だから、毎回、「まさに今、気がついた」という顔をする。「悪かった」とか「失敗した」という顔じゃない。「ああ、それが大事ですよね!」と妙に納得して、嬉しそうな顔をする。まるで「大発見だ!」という顔。そしていそいそと着手する。ヘンなの。ボクには理解できない感性。

2013/07/10 本棚を全部、持ち歩ける日を夢見て……

iPhoneをPCと同期させて、iTuneの楽曲を全て取り込んでいる。現時点で4500曲くらいがiPhoneに入っている。毎日、450枚のCDを持ち歩いている、と考えると、これってとてもすごいことだ。本棚1個くらいのCDを、毎日、抱えて移動しているのと同じだ。

これを考えると、文章なんて、もっとデータ化が簡単だ。音とか絵なんて、データ化すれば劣化するけれど、文章なんてそのまんまだ。作者が手書きで書いた文章も、それを編集者がワープロで打ち直したものも、印刷されて本屋に並んでいるものも、それを電子書籍として売ったとしても、どれも同じ内容。そういう意味じゃ、書籍こそ、どんどん電子化して欲しいよなあ。そうしたら、我が家の8個ある本棚を、毎日、持ち歩ける、という奇跡が実現できる。

* * *

さて。iTuneやiPhoneで、アートワークがない楽曲があると萎えるよね、という話をしたい。真っ白い背景に音符のマーク。これって味気なくって、一気に冷めていく。でも、これは仕方がないものだ。そう諦めていた。アートワークって、iTuneストアの中から探してくるので、そこで登録されていないとアートワークは出てこない。そう思っていた。

でも、lightwayというソフトをインストールすれば、アルバムのアートワークをオンライン上から探してきて登録できることが分かった。をを、これはすげえぞ。自由自在だ。多少、音楽データが重たくなるけど、ね。

でも、ボクの音楽ライフの満足度は、これで飛躍的に向上した。

参考サイト:VORALENT

2013/07/09 コペルニクス的転回がレボリューションの語源!?

意思決定のプロセスが歪んでいる場合、どうしたらいいだろうか。

大昔に意思決定されて、時代が変わってしまって、でも、かつて決定されたという事実だけが権威的に振舞う。「今となってはもはや不要だよね」と言えば、大半の人が頷くこと間違いなしなのに、これまでそこに投資されてきた事実が重たく圧し掛かる。さて。

この状況を打破するために、ちっぽけなボクに何ができるか。そんなことばっかり考えている日々。答えなんてない。考えろ、考えろ。うにー。

2013/07/08 フランス語でPowerPointをつくる!?

今日は海外研修員に対する講義。ボクが出張る。アフリカの仏語圏の研修員なので、PowerPointもフランス語だし、講義もフランス語。もちろん、ボクはフランス語なんて喋れない。だから、冒頭の挨拶だけフランス語で喋って、後は通訳さんにバトンタッチ。でも、自己紹介くらいは相手の言語でやる。そのくらいのサービス精神は大切だ、と思う。

我が社の歴史を講義した。別に、海外研修員にとっては、異国の、とある会社の歴史なので、どうでもいいところ。でも、歴史は繰り返す。特に発展途上国はそうだ。 ボクたちが100年かけて築いてきた世界を、もう少し早い速度で追いかける。そういう意味じゃ、100年前にボクたちがどういう意思決定をして、今に至っているのか、というのは、非常にいいサンプルになる、と思う。そう思いながら講義をした。

最後に、研修員からコメントがあった。「歴史を学ぶということは、これまでの先輩方に尊敬する行為だ。今日、私たちはあなた方の歴史を知れたことを光栄に思う。私たちはあなた方の先輩を尊敬するし、これからのあなた方も、後輩に尊敬されるようになることを期待する」という素敵なスピーチ。

今回、質疑応答の時間をたくさんとってみた。PowerPointのスライドを1枚説明するたびに、小休止して、質問を受け付けた。そのお陰か、議論が白熱したし、彼らの興味に結びつく話ができたかな、と思う。

うん。昔のボクだったら、一方的に説明していた。ボクもゆるゆると成長しているな、と実感できた日だった。

2013/07/07 電子書籍のバラバラ感。

電子書籍用のタブレットを探しに電気屋さんへ。自炊でもして、タブレットに放り込んだ方がいいかもしれない、と最近、本気で思い始めているボクだ。イエア。

課題は電子書籍ストアがあっちこっちで勝手に展開していること。楽天、Kindle、紀伊国屋、角川……いろんなストアがあって、それぞれ品揃えが違う。そうなると、書籍が一括で整理できない。どうしたものか。紀伊国屋のKinoppyなんか、すごくキレイなのは分かるし、amazonユーザのボクとしてはKindleも捨て難い。

音楽も昔はバラバラだった。でも、結局、iTunesに集約されていった。同様に、どこか一か所に集約されていかないかなあ。書籍については、現時点、それぞれのストアが頑張っているので、難しいかもしれない。元々、書籍の通販をやっていたところが、そのまんま、電子書籍に移行しているから、それぞれがそれぞれ強いんだよなあ。このバラバラ感を統一しないと、電子書籍って、ボクにとってはあんまり魅力的にならないんだよなあ。

2013/07/06 情熱。

引っ越し準備中。高校時代の住所録とか写真なんかを戸棚の奥から発見。中学時代に書いていた漫画の断片とか、高校のときに作ったMDの音源とかも発見。すげぇクオリティが高いぞ。うん。い、今じゃ、もう、作れないなあ。情熱を注ぎ込む時間が圧倒的に違うもんね。クッソゥ。

それにしても、MDってどうやったらPCに取り込めるだろうか。MD、今はコンポが何とか生き残っているけど、これが壊れたら、もう、聴けなくなっちゃうよなあ(遠望)。

2013/07/05 音楽の成長の過程が見える本。

『クラシック音楽の世界』という本を本屋で発見。思わず買ってしまった。基本的には絵の多い音楽史の本。だけど、あちこち楽曲の譜面が載っていて、音階や和音、作曲技法みたいな音楽理論まで書いてあって、どこまでもマニアックな音楽史の本だ。歴史の順を追ってCDが入っているわけだけど、例えば、和音。どうやって和音が成立していったのか。1度と5度に3度が加わるとどうなるのか、そして7度の和音が使われ始め、9度が入る。その過程が見えるように音源が入っている。例えば、音階。ピタゴラス音階、教会旋法、そして今の長調と短調が成立するまでの歴史とかが書いてあって、その過程が見えるように順番に音源が入っている。だから、音楽が成長していく過程が、音源を聴きながら感覚で理解できる。すごいなあ、この本。イラストばっかりで素人っぽいし、文章も砕けた感じだけど、だからこそ、すごい、と思える。うん。


『CD付徹底図解 クラシック音楽の世界』

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