《過去の雑記》

過去の雑記106件から125件までを掲載しています。

2013/09/22 規格さまざまは美しくない!!

ブルーレイ・ディスクにて『すてきな金縛り』を観た。こまごまと張られていた小さな伏線がするすると収束していく感じは、さすがに三谷さんだ。ギャグか、と思わせていたところが、実はちゃんと意味を持つ。そういうお洒落なところがにくいよね。でも、全体的にドタバタ感がある。三谷幸喜って、もう少し叙情的ではなかったっけ? うーん。竹内結子演じる日野風子は何だったんだ、と思ったり。もう少し古畑任三郎で見せたようなミステリィ感があってもよかったんじゃないかなあ、とか。阿部寛演じる速水弁護士も、あまりにあっけなく死んでしまうし、市村正親演じる陰陽師の阿倍つくつくなんて、ただの賑やかしだ。もう少し、キャストを絞って、ゆっくり描いてもよかったのかなあ、と思う。

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それにしても、ブルーレイ・ディスクのケースって小さくっていいよね。収納を考えるとコンパクトであることは偉大だ、と最近、思っている。DVDのケースって無駄に大きい。まるでAmazonの梱包みたいな感じ。中身は12cmのCDなのだから、究極、ケースは音楽CDのサイズでもいいのではないか、とも思う。そういう点ではBDも、もう一歩、という感じ。でも、DVDよりも小さいので、稼働棚でBDサイズのコーナを作って収納できれば、圧倒的な強さを発揮する。

その一方で、DVDとサイズが異なる、という点では、ふぞろい感もあって、DVDの棚に並べるとでこぼこする。その辺は、嫌だなあ、と思ったりする。本もそうなんだけど、ね。規格サイズがいろいろあると、収納は難解になる。コミックサイズ、文庫サイズ、新書サイズに加えて、大型本はいろいろなサイズがあるので、きれいに収納できない。CDサイズ、DVDサイズ、BDサイズ……。いろいろあると、そのための適切な高さの棚が必要になって、自由度が減る。うまく統一してくれればいいのになあ。そんなボクは、だから、トイズ・ファクトリーが嫌いだ(こらこら!)。

2013/09/21 さらば、コンビビ本!!

バスキン・ロビンスが身近にあるという幸せ。もう、ね。それだけで上大岡に引っ越してきて良かった、と思ってしまう。

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バリバリ自炊をしているよ。コンビビ本をバリバリ自炊。コンビビ本を本棚に並べてみたら、ギラギラして一種異様な雰囲気になってしまったので、先ずはこれらの本にロック・オン。どんどん自炊してしまおう。

さらば、コンビビ本!!
さらば、コンビビ本!!

2013/09/20 完全なる首長竜の日

数日前に現場で感電事故があって、人が亡くなった。本日はたまたま別件で、事故現場に視察に行く機会があった。現場は現場で、事故前も事故後も何も変わらないはずなのに、何故だかちょっとヒヤリ、とした気分になる。人が亡くなった、という事実だけがベッタリと空間に貼り付いているような感覚。みんな、何となく意識しているからだろう。据わりの悪い雰囲気の現場視察だった。

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本日はちぃ子(妻です!)の妹の「のんちゃん」が新居に来訪。ボクは彼女とあんまりうまく打ち解けられない。多分、似た者同士で、お互いに人見知りなのだ。心を開かない。だから、うまくコミュニケーションが図れない。でも、今日は少しだけ背伸びをして、ATフィールドを広くしながら対応した。少し歩み寄れたかな、と思っているけれど、それでも、なかなか難しいのだ。うにゃー。

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『完全なる首長竜の日』(著:乾緑郎,宝島社文庫,2012年)を読み終わった。

第9回『このミス』大賞受賞作品。植物状態になった患者とコミュニケートできる医療器具「SCインターフェース」が開発された。少女漫画家の淳美は、自殺未遂により意識不明の弟の浩市と対話を続ける。「なぜ自殺を図ったのか」という淳美の問いに、浩市は答えることなく月日は過ぎていた。弟の記憶を探るうち、淳美の周囲で不可思議な出来事が起こり……。衝撃の結末と静謐な余韻が胸を打つ。

不思議な話だった。映画が個人的には「何だかなあ」な展開だったので、果たしてどんなもんか、と思って読んでいたんだけど、全ッ然、映画と違って面白かった。というか、比較するまでもなく、小説は断ッ然、面白い。ふわふわした世界観。それでいて、妙なところだけ妙にリアル。まるで始終、夢の中にいるような錯覚に陥る文章。段々と主人公が拠り所をなくしていく感じ。そして、最後までふわふわした気持ちの悪い感じで終わる。よく出来ているなあ。最後の方は、もう、勢いで読んでしまった。そのくらい、惹きつけられた。願わくば映画で見ることなく、小説にだけ出会えていれば、もっと衝撃を持って読めただろうな、と思う。


『完全なる首長竜の日』(著:乾緑郎,宝島社文庫,2012年)

2013/09/19 気が利く!?

とある施設の将来形について考える。どういう施設に改良すべきか、あるべき姿は何か。やっぱり現場がいいよー。楽しいなあ。生産的だもん、ね。と思ってしまう。ボクたち管理業務って、一見、立場は上に見えるけど、最前線ではないので、ヒリヒリした感覚がない。まあ、ゆるやかに、それでいて大きな舵を取るという意味じゃ、管理業務もダイナミックなんだけど、でも、漠然としているし、ヘタをすれば変化の結果が見えるのは数年先、ということもある。一方の現場はそのときその場所で物事がめまぐるしく動いていくので、分かりやすい。非常に達成感がある場所だな、と思う。だから、いいなあ、と羨ましくなる。ボクはどちらかと言えば、現場が好きだ。そんなわけで、本来業務も忘れて、現場に埋没してしまった。いっけない、いけない。

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夕刻は飲み会。職場内で人間性ワースト・ワンは誰か、というぶっちゃけトークが展開されていて、新人女子は臆することなく、次から次へと答えていく。こらこら。ちゃんと考えて行動しなさいよ。後で怒られても知らないから。でも、彼女、割りと妥当な回答なので、よく人間を観察している。選ばれた本人は、どうも、本気で凹んでいるので、明日以降、アルコホルが抜けた後の人間関係はギクシャクしないかな、とちょっと心配。

でも、彼女、ワースト・ランキングは妥当だったけど、ベスト・ランキングの方はてんでダメだ。何しろ、ボクは人間性で職場ナンバ・ツーらしい。その評価には、ボクはあんまり合点がいかない。果たして「気が利く」とはどういうことか。うーん。少なくとも、ボクは気が利く人間ではない。自分に被害が出ないように、大分、先回りして行動している。それって、結局、同僚が苦しむと、その余波がボクのところに回ってくるので、それを回避するために、同僚の手落ちをフォローするとか、そういう、巡り巡ってボクが損をしないような配慮をしているだけであって、断じて、それは「気が利く」という範疇では、ない。でも、新人女子は、そうは捉えていないらしい。ふーん。まあ、いいか。ボクは「気が利く」のだ、ということにしておこうかな。しめしめ。儲けたぞ。

2013/09/18 過剰サービス撲滅キャンペーン実施中。

「過剰サービス」は職場をダメにする、とボクは信じている。だから、次々と「過剰サービス」を取り除いていく。でも、それって結構、しんどいことだ。大抵、どんな仕事をやっていても、「前任者の資料はどうなっていた?」と訊かれる。そして、前任者の資料を持っていくと、「ああ、こういう内容も書いてあるじゃん」とか「前回、こういう表があるのなら今回も作ってよ」と言われる。「それ、ホントに必要ですか?」と訊くと、「去年もあったのなら、使うかもしれない」という回答。去年あったけど、結局、使わなかった、という実績は、あんまり、気にされない。もしかしたら使うかもしれない、という気持ち。去年あったのなら、今年もつくっておいた方が安心だ、というまやかし。前任者はやってくれたのに、サービスが足りないという非難めいた顔。ボクは常にそういうものと戦っている。大体、前回の資料をベースに、加えていくだけの資料じゃ、どんどん資料が膨大になっていく。加えるのと同時に削る部分がなきゃ、ダメだ。でも、みんな、付け加えることには積極的なのに、削ることに対しては臆病だ。

前任者は非常に「過剰サービス」精神が旺盛な人だった。先回りの先回り。石橋を叩いて渡る的な資料を作る人だった。でも、今年は幸運なことに、大異動があったので、ボク以外、当時の人間はいない。だから、今年がチャンスだ、と思っている(ニヤリ)。

思い切って削る努力も必要だ。臆病になってはいけない。大事なことは、確率の低い危機に対する備えに対する安心を捨てて、本当に必要なものに労力をかける、という決断。それが出来るか出来ないかは、ちょっとした意識改革だ、と思う。その点、後輩氏は、そういう感覚に対してはアグリーしてくれる派なので、ボクはガンガン、資料の圧縮を図っている。これで来年の担当者は大いに楽ちんが出来るはずだ、と確信している。

2013/09/17 コンビビ本を自炊なう

ガンガン自炊作業なう。でも、自炊、カラーだとなかなか色の再現性が難しいかな、と思う。それから、ScanSnap、ずぅっとやっていると縦に線が入るのが気になる。多分、裁断したときに残ったノリがScanSnapに微妙に残るのだ。この辺、どうやって改善していこうか考え中。

そんなわけで、あっという間に10冊くらいは自炊してしまった。最初はコンビビ本からやっつけてやろう、と思っている。どうせコンビビ本、と思うと、裁断するのにあんまり罪悪感とか抵抗が少ないし、コンビビ本だとけばけばしい背表紙で、本棚に並べておいてもあんまり美しくないので、こういう本を、まず、本棚から追い出してしまおう、という大作戦。

コンビビ本だと、未確認動物の本が圧倒的に多い。コンビビじゃ、こういう方向性の本が売れる、ということなのだろうか。イエティとかネッシーとか、ね。ものすごくオカルトっぽい感じの本が多い。そのほかにも、魔術とか悪魔、秘密結社、都市伝説みたいな本がわんさか出てきた。これを次から次へと自炊なう。フォルダの中のPDFファイル、アイコンを縮小表示にしているんだけど、雰囲気がおどろおどろしくなってきたゾ。

2013/09/16 出撃準備完了

台風の中、荷物が届く。裁断機だ。自炊セット、出撃準備完了。これで自炊ライフのスタートだ。わーい。早速、記念の第一号。我が家で稼働率ナンバ・ワンの資料、『幻想動物事典』だ。これ、ボクが大学生の頃から使っていた本。もう、何度も開いていたので、本はぼろぼろだ。何枚かページがバラバラになっていたりもするし、書き込みもたくさんある。だから、そろそろ新しいのを買ってもいいかな、とも思っていた。だったら、自炊してしまえ、という発想。

裁断機と『幻想動物事典』
裁断機と『幻想動物事典』

オンライン情報では、OCR機能を使ったら時間がかかる、と書いてあった。でも、するすると読み込まれていく。あっという間。1冊読み込むのに10分はかからなかった。ホント、あっという間だ。これなら、ガンガン自炊できるね。いいね、いいね。最高。

2013/09/15 ホースでジェット噴射!!!

買い物。ホースを買ってきて、庭にとりつける。これでダロワイヨ(同居人のデグーのことだ!)の小屋掃除が楽ちんになる。今まではアパートのベランダでせっせと小屋掃除をしていた。水をジャージャーと流すこともできないし、糞や餌の残骸もきちんと回収しなきゃいけない。だから、結構、苦労していた。でも、一軒家になったので、広々と掃除が出来る。それに、こうやって直接、水道からホースで水を出せる。あっという間に掃除が完了してしまった。最後はジェット噴射でイチコロだ。

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そうそう。念願の自炊を始めるためにscansnapを購入した。えっちらおっちらヤマダ電機から持って帰ってきたよ。裁断機はネットで注文済み。だから、裁断機が揃えば自炊生活がスタートだ。自炊すると本は裁断してゴミ箱へ。なので、大分、本棚がスッキリするだろう、と予想している。

自炊用スキャナ!!
自炊用スキャナ!!

CDや書籍をどんどん電子化していくと、段々、バックアップについて考えてしまう。だから、バックアップ用のHDDも購入した。本当はオンライン・ストレージを利用できればベストなんだろうけど、まだまだ高額だな、と思う。自分の家の中だけでも、二重化しておこう、と思う。まあ、火事や浸水には対応できないけれど、HDDの寿命にはうまく対応してくれるはずだ。

2013/09/14 紅芋ソファ。

IKEAからソファが届いたよ。だから、ちぃ子と二人、一所懸命、組み立てている。実は、前回、IKEAでクローゼットを買ってきて組み立てたときには、すっげぇ苦労した記憶があった。だから、今回もある程度、苦労する覚悟はしていたんだけど、思いの外、簡単に出来上がった。よかった、よかった。まあ、そんな過去のクローゼットの苦労は例外にしても、IKEAの家具って基本的にはよく出来ているのだ。ネジを締めていけばピタッと気持よく部材がくっつくんだけどね。今回もまさにそんな感じ。指示されたとおりにネジをくるくると回していくと、あっという間に出来上がる。自分で木材を組み合わせて家具を作ろうと思うと、こういう風にピタッと部材が組み合わさるというのは難しい。IKEAの家具は、ピタッと組み合わさるように、うまく部材が出来ている。その点は、単純に、すごいなあ、と思う。

紅芋ソファ(あるいは焼き芋!)
紅芋ソファ(あるいは焼き芋!)

早速、出来上がったソファに寝転んで、DVDにて、三谷幸喜の『笑の大学』を観る。懐かしいなあ。映画館で観て、気に入って、そのまんま、勢いでDVDを買った。でも、結局、今の今まで未開封だった。ようやく、封を切ることが出来た。はっはっは。いい話だなあ。

2013/09/13 生産こそ仕事なり(研究と芸術は除く)。

最近、帰りがすげー遅くなった。21時、22時に会社を出ることなんてざらになった。場合によってはもっと遅い。家に帰り着くのが0時を超えることもしばしば。うーん。そんな会社ではないハズだったのにな。ボクの認識不足。大誤算ですよ、ダイゴさん(何のこっちゃ!)。

「生産」って何だろうなーって、最近のボクは考えたりする。ボクの部署はそもそも生産部門じゃない。どちらかと言えば、管理部門に属するところだ。なので、実のところ、ボクがどれだけ頑張っても、直接、何かを生産するわけではない。頑張るべきは生産部門で、ボクたちは、そんな生産部門が滞りなく「生産」できるように、サポートするわけだ。だから、ボクたちが無意味に仕事をしちゃいけない。ボクたちの残業は何も生み出さない、と自覚しなきゃいけない。

その上、そんな管理業務の中でも、上層部の興味で始まる調べ物なんか、さらに生産性とは関係ない。「これってどういうことだろうか?」という湧き上がる疑問を解決するためにあちこち調べ物をする。で、そこから生産に結びつくアイディアが出てくるか、というと、ちょっと疑問だ。「ああ、なるほどね。すっきりした。ありがとう」というパターンが大半で、そのために帰りが遅くなると、何だかなあ、という気持ちになる。

さてはて。果たして、どれだけの人がそのことに気がついているだろうか。ボクはまだまだペーペーだ。だから、今はそんな非生産的な業務命令にも付き合わざるを得ない。その辺の改善は、もっと、偉い人たちが気づかなきゃ、変わっていかないのだ。少なくとも、ボクは自分の出来る範囲内で、そういう業務を減らすように努力しよう、と思っている。

2013/09/12 真実と解釈の違いを認識することが大事だ。

哲学の教科書が常に正しいというわけではない。あくまでもひとつの解釈だ。哲学者本人が何を考えていたのかなんて、本人以外、きっと分からない。きっと、こんなことを考えていたのだろう、と類推すること。それが限界だ。その辺をちゃんと理解して教科書を書かなきゃいけないし、教える人間も、そうやって教えなきゃいけない。もちろん、学ぶ人間もそういう意識でいなきゃいけない。

実のところ、ボクはその辺を勘違いしていたな、と最近になって気がついた。いろんな哲学の解説本を読んでいたら、人によって、全然、書いていることが違うのだ、ということに気がついてきた。そして、何が正しいのだろうか、と考え込んでしまった。一見、分かりやすいな、と思う本でも、よくよく考えると、分かりやすくするために独自のアレンヂしすぎじゃないか、と思うし、小難しいことを書いているな、と思うのも、詭弁じゃないか、と思ったりして、なかなか難しい。でも、結局は解釈なのだ。何が正しいとか、何が間違っているではないのだ、と思うようになった。

実は、それって哲学だけではない。世界史や日本史だってそうだし、その他のいろいろな本だって、みんな、筆者や編纂者の解釈が書いてある。そういうスタンスで本に接することが大切だ。

2013/09/11 VS論客。

この世の中、理不尽な人間というのはいるもので、「みんな仲良くやろうよ」というのはおためごかしだな、と思っている今日この頃。本日はそんな理不尽な人間との打合せなので、ちょっと緊張している。でも、まあ、備えあれば憂いなし。想定問答を考えて、ばっちり論理武装しているので、その点の安心感がボクを支えてくれる。

大体、ボクに喧嘩を売るってのなら、受けて立つ。徹底抗戦の構えだ。理屈で押し込めて、完膚なきまでに叩き潰す。その覚悟で臨みなさいな(こらこら)。正論を通すならこっちも純粋な正論で。邪道で来るならこっちもあらゆる手を尽くして邪道で。絶対に負けないんだからッ(だから、こらこらってば!)。

2013/09/10 ちょっとだけハミ出してみればいいじゃない!!

殻は破らなきゃいけない。自分で自分のキャパシティを決めて、その枠の中に自分を押し込めてしまったら、そこでおしまいだ。明るい未来のためには、もう一歩、踏み出してみなきゃいけない。一歩踏み込めば、そこからさらにもう一歩。必ずしも、ドラスティックにはみ出していく必要はなくって、ちょっと外に飛び出してみる。この繰り返しが、自分を大きく成長させてくれるのではないか。最近、そんな風に思っている。

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ボクは昔から、何でもやってみなきゃ気が済まない質(たち)だ。だから、小説も書くし、漫画も描くし、作曲もする。バンドもやってみる。RPGもつくっちゃうし、自作プログラムもやってみる。ウェブサイトもつくる。ビデオ編集もやってみる。雑誌も出版してみる。家でカクテルも作るし、パンも焼く。ヒップホップも踊ってみる。そして思うことは、何事もやって出来ないことはない、ということ。ハイ・クオリティにやろうと思うとセンスが求められるけれど、遊びで、楽しくやるレヴェルなら、何でも出来る。難しそうに思うことでも、ある程度は出来るものだ。何事も最初の一歩が肝要。やってしまえばそれなりだ。そんな風に思う。

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さてさて。何の話だろうか。

2013/09/09 君は何に対して「いいね!」を押すか!?

facebookで、どんなことに「いいね」をクリックしているかを分析することで、性格が明らかになってしまうらしい。アメリカの大学での研究だという。livedoorニュースに載っていた。面白いなあ。でも、多分、かなりの精度で当たるのだろうな、と想像する。

これって多分、両面あって、どういう記事に対して興味を持って、どういうところに反応して「いいね」をクリックするか、という側面もあるけれど、逆に、どういう記事に対して「いいね」を押さないか、という側面からも性格が分かる気がする。

ボクなんか、結構、「いいね」を押したくなる記事にある程度、傾向がある気がする。文章力にはあんまり興味がなくって、その人の性格が分かったり、私生活が分かると「いいね」を押してしまうかもしれない。逆に根拠のない主義主張の押し付けに対しては、断固、「いいね」を押さない主義を押し通している。そういう性格が、もしかしたら、読み解かれてしまうかもしれないなあ、と思う。それに、スケベ心という観点(?)から言えば、女性ばっかりに「いいね」を押していないか、ふと心配になったりして、バランスに配慮(?)をしているところとか、キャラじゃない話には参加していないかのように装っている態度(?)とか、そういう意図的な取捨選択も、もしかしたらバレてしまうのかもしれないなあ、と思う。

なので、結構、この研究内容って妥当だなあ、と思っていて、どんどん研究が進んでしまって、捜査とかマーケティングみたいなところでも使えてしまうような実用的なレヴェルにまで精度が向上してしまうと、ちょっと怖いなあ、と思ったりする。ボク自身、真剣にSNSにハマっちゃいないけど、でも、そんなボクでも、やっぱり、「いいね」を押す瞬間には、それなりに逡巡する。ごく稀にだけど、押した瞬間にものすごい意思が入り込む瞬間があって、それがバレないかな、と思ってヒヤヒヤする瞬間もある。無自覚な瞬間も合わせれば、「いいね」を押す押さないって、ものすごい情報量だな、と思う。

2013/09/08 定位置男子。

引っ越し後、長らく散らかっていた我が家の新居だったけれど、ようやく片付けの目途がついた感じだ。少なくとも、段ボールは全部、開封できた。そして、ある程度、物の置き場所が見えてきたところ。原則、定位置男子のボクとしては、まだ定位置が定まっていないモノに溢れている現状は由々しき事態なんだけど、でも、引っ越してすぐのカオスの状態から比べれば、まあまあ、妥協できるところまでは辿りついたかな、と思っている。

ダサい話だけれど、何しろ、ここのところ、お仕事が忙しくって、全ッ然、家のことに時間を割いてあげられなかったのだ。土曜日、日曜日をフル稼働して、ようやく、ここまで辿りついた、という感じ。

取り敢えず、見えているところだけでもキレイにしよう、と思ってがんばったので、その実、詳細なところは全ッ然だ。たとえば、本棚の中身は滅茶苦茶だ。作者ごとに何となくまとめて並べているけれど、出版社順、作者順、発行年度順には並んでいない。だから、ただちに作品を検索できる状態にはない。CDも同じ。洋服も同じ。取り敢えず仕舞い込んでいて、自分ルールでちゃんと並べていないので、すぐに取り出せないし、適切に仕舞えない。まあ、その辺はおいおいだな、と認識している。うーん。なかなか大変だ。

2013/09/07 新キャラの登場でどうなる、我が家の新居!?

本日は朝、のんびり起きて、それから新横浜のIKEAに行って、ソファを物色。アパートに住んでいるときにはソファなんて考えることも出来なかったけど、3階建ての新居になって、リビングが広くなったので、色気づいたボクはソファの購入を検討している。

よく家具屋さんに行って机とか椅子、絨毯を買おうとすると、真っ先にソファのサイズとか色、配置を訊かれる。どうも、みんな、ソファを中心にして、その他の家具の配置とか、家具のデザインを考えるらしい。そういう意味じゃ、我が家の場合、ソファなしの状態で家具がデザインされているので、そこにソファを足すというのは、結構、難しいことだな、と思う。ソファって、やっぱり自己主張が強いのだ。

そんなわけで、紅芋色のソファを購入。新キャラ・ソファ氏の登場によって、大きくこれまでのバランスを崩されるだろう新居が、今後、どうなっていくのか。乞うご期待。ボクとしてはワクワク感もある一方、戦々恐々である(笑)。

2013/09/06 アテン神、かわいすぎるゾ!!

最近、久々にボクの中にエジプト神話熱がやってきている。ハマると面白い、と思う。ちょうど、コンビビでエジプト神話の本が出ていて、うまくまとまっていて、嫉妬したせいだ。

近藤二郎という人を、ボクは寡聞にして知らなかった。でも、ホント、よくまとまっている。古代エジプト人が使っていた道具、暮らしぶり、娯楽なんかがよく分かる。「神話」という側面だけで見ると、ボクとしては物足りないけれど、でも、それ以上に、古代エジプトの文化とか歴史がよく分かる。しかも分かりやすい。コラムみたいにコンパクトにまとまっているし、写真や図表がたくさん乗っているし、文章も平易。今までボクが読んだエジプトの本では、多分、断トツにおすすめできる本だ。

最近、エジプト熱に浮かされているボクは、アテン神がかわいいな、と思ってしまう。丸い太陽から太陽光線が無数に出ていて、その太陽光線の先が手になっている。目もないし、鼻も口もない。ただの太陽と太陽光線。このフォルムが最高だ(⇒アテン神を画像検索してみた)。それに、ターウェレト女神の身体の曲線が、妙に生々しいな、と思う。リアルな妊婦体型で、今にも出産しそうなフォルム。生々しい。そんなわけで、もう「エジプト最高!!」と絶叫。そんな変態なボクであるlol


『決定版 ゼロからわかる古代エジプト』(監:近藤二郎,学研,2013年)

2013/09/05 ブレヒトはビートたけしにクリソツだ、と思う。

最近、不満に思っていることがある。ちょっとやそっとの不満じゃない。音楽PVについての話。

最近、芝居仕立ての音楽PVが多いな、と思っている。そもそも、それ自体、ボクは大いに不満だ。音楽PVなのに、音楽以上にVTRが主張するのって、基本的にはおかしい。もちろん、アーティストがそういう意図を持って製作するのなら、話は別だ。でも、最近のは「そういうのが流行り」っぽいというか、「みんなやっているからやる」みたいな感じ。大した意図や狙いもなく、何となく、芝居仕立てで仕上げている気がしている。PVはプロモーション・ヴィデオの略であって、CD販売をプロモートするものだ。あくまでも音楽が主で、PVは従でなきゃ、原則、おかしい。

……という当たり前の不満はあるんだけど、それだけじゃない。それに加えて、PVの途中で音楽を中断して、そこに猿芝居を差し挟む展開。こういうPVが案外、多いわけ。いきなり、役者が台詞を喋り始めて、ドラマが始まっていく。おかしいじゃん。と、ボクは思う。そもそも、ボクたちは1時間ドラマを見ていたわけじゃないのだ。ただ、音楽を聴いていたわけで、音楽に合わせて、それなりに印象的なシーンがあって、数珠のように繋いで見せられていて、そんな中、突然、音楽がストップして、大真面目にお芝居が始まる。でも、そんなんじゃ、登場人物たちに感情移入なんてできない。感情移入するのにも、時間がかかるのだ。

大体、ドラマとして台本を作っているわけじゃないから、クソ面白くもない。ドラマとして見たときに面白い作品に仕上がっているほど、高クオリティじゃない。よくあるチープな三流ドラマ。みんなが共感できるように作られたありふれた感情を描いている駄作なのだから、もう、頭に来るよね。

大体、ボクが最も反吐がでる、と思うのが、説明過多な点。印象的な台詞をひとつだけ差し挟めば、もしかしたら、それなりに効果的なのかもしれない。それなのに、一人が喋ったかと思うと、それに返事をして、それで終わるわけでもなく、だらだらと会話が続いていく。たった一言でも通じるじゃん、と思ってしまう。否、台詞なんかなくたって、音楽に乗せて見せられた映像で、意図は分かるのに、さらに台詞で喋って、説明して、それに受け答える。おいおい、と思う。

そもそも、PVって、チープな映像作家が自己満足のために作るもんじゃない。ちゃんとまともなドラマを作れるだけの技術のない人間が、音楽PVというジャンルだからって許されると思うな。音楽PVでドラマをやるっていうのなら、それなりに素晴らしいものを持ってこいよ、と思う。ちゃんと見ていて面白いものを作ればいい、と思う。あんなストーリィ、映像、台詞回しでドラマを作ったら、糞ほども面白くない。音楽PVだから成立しているだけだ。否、本当は成立しちゃいないのに、何となく許されている。そんなものを、音楽番組でだらだらと見せられるボクたちは、一体、どうすればいいのか。当たり前の喜怒哀楽を、垂れ流しのように芝居仕立てにして、どうだ、感動的でしょ、と押し付けられることに、ボクは不満である。もっと言えば、憤りすら感じている。そして、こんな糞みたいなPVを許容している歌い手は誰だ、とアーティストに殺意すら覚える。結果、その音楽的価値を正当に評価する機会を逸して、彼らの音楽的プロモーションは失敗に終わる。……ああ、そうか。彼らの音楽なんか聴く価値もないよ、という映像作家さんの密かなネガティヴ・キャンペーンだったのか!!

そんなわけで、芝居仕立ての音楽PVの氾濫に対して、ボクは強い不満を抱いている。

2013/09/04 王道。

ずぅっと、人前で喋るのが苦手だった。面白いことも言えないし、言いたいことの半分も伝えられない。だから、嫌いだった。最近、自分で言うのも何だけど、スピーチが上手になったなあ、と思う。多分、人前で喋る機会が増えたからだ。何事も「慣れ」が肝要なのである。今日も、突然、話を振られたけれど、うまく対応できた、と思う。簡潔に。要点を押さえて。そして笑いを織り交ぜて……。

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かつての上司から「今後のお前は王道を見極めろ!」と言われた。いちいち格好つけの上司である。でも、「王道」って何だろうね。難しい。彼曰く、「王道に進むかどうかは知ったことではない。でも、王道が何か、ということを知った上で、行動することが大事だ」ということらしい。そして「王道が何かってのは、そんなもんは、分かるもんなんだよ。分かっているだろう」とニヤリ。そういうことが期待されている、と思って精進しよう、と思った。

「風の谷のナウシカ」でも、ヴ王がクシャナに「王道を行け!」と遺言を残していたなあ(遠望)。

2013/09/03 横浜水道の創設時代の遺産

世の中は渇水らしい。横浜で冷房に囲まれて暮らしていると、あんまり感じない。でも、相模川の上流の津久井湖は干上がっている。

そんなわけで、普段は津久井湖に沈んでいる遺跡が、渇水によって出現した。1887年に初めて近代水道が出来た横浜。その横浜の水源として選ばれた三井取水口だ。ここに当時は蒸気タービンのポンプが3基あって、それで河川から水を汲み上げて野毛山浄水場へ水を送っていた。

三井取水口跡地1
三井取水口跡地1

三井取水口跡地2
三井取水口跡地2

こんな渇水にならないと見れない。珍しいので、見学に行った。ボク自身、ちょうど横浜の歴史を勉強していた時期だったので感慨深い。当時、良質な水を求めて、いろいろと調査をして、ここを水源にしよう、と決めたのだ。そして道志川から遠路はるばる、野毛山の地まで水道を引っ張ってきたのだ。

普段、水に浸かっているのに、コンクリートも煉瓦も健在だった。ほとんど、そのまんま残っている。鉄筋コンクリートだった。すごいなあ。ただただ感激しているボクだ(笑)。。

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「ももクロマンチョコ」が発売されたぞ。ボクは今日発売って知らなかったけど、たまたま入ったローソンで発見して衝撃を受けた。あまりの出来映えに、思わず買ってしまったよ。特に杏果とれにの二人がそっくりだったので爆笑した。佐々木プロのデザインがひどいけど(笑)。継続して買ってみようかな、と本気で思ったよ。むしろ、最近発売されている復刻版のビックリマンチョコの方が懐かしいんだけど、さ。

ももクロマンチョコ
ももクロマンチョコ

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