ターラカ

分 類インド神話
名 称 तारकtāraka〕(ターラカ)【サンスクリット】
容 姿2匹の孔雀を引き連れたアスラ(魔族)。
特 徴シヴァの息子しか殺せない。三界を支配し、スカンダに退治された。
出 典

シヴァの息子によってしか殺せない無敵の魔王!?

ターラカはインド神話に登場するアスラ族(魔族)のひとり。ターラカは苦行をブラフマーに認められ、シヴァ神の息子以外には殺されない身体を手に入れた。こうして不死身になったターラカは神々の世界に攻め入り、三界(天界、地上界、地下世界)を支配した。

その当時、シヴァ神は愛するサティーという女神を失ったことで瞑想中で、苦行に没頭して、子作りをする気配がなかった。そこで神々は性愛の神カーマを送り込んだが、シヴァ神は見向きもせず、逆に激怒して第3の眼でカーマを灰にした。そこで、今度はパールヴァティー女神が同じように苦行を始めてシヴァの気を惹いた。これは功を奏し、シヴァはパールヴァティーに興味を持ち、やがてシヴァはパールヴァティーと再婚してスカンダを儲けた。スカンダはターラカを倒し、三界は再びデーヴァ族に奪還された。

《参考文献》

Last update: 2020/10/10

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