リョースアールヴ

分 類北欧神話
名 称 Ljósálfr(リョースアールヴ)《光の妖精》【古ノルド語】 複数形:Ljósálfar(リョースアールヴァ)【古ノルド語】
容 姿光のように明るい美しい妖精。
特 徴天に棲む。
出 典スノッリ『散文のエッダ』(13世紀頃)ほか

北欧神話に登場する光の妖精!?

北欧神話に登場する《妖精》はアールヴと呼ばれている。アールヴたちは半神的な存在で、男女ともに若く美しく、古代北欧人たちは豊穣を祈念して崇拝され、アールヴに対する祭儀が行われていたようだ。『グリームニルの歌』によれば、アールヴたちの王は豊饒神フレイで、天にあるアールヴヘイムに棲むとされる。

『エッダ』の中でスノッリ・ストゥルルソンは、アールヴを二種類に分類している。すなわち、リョースアールヴとデックアールヴである。リョースアールヴというのは《光のアールヴ(妖精)》という意味で、天に棲む美しい妖精たちのこと。地下に棲む醜いデックアールヴ《闇の妖精》とは明確に区別されている。リョースアールヴは太陽よりも明るいが、デックアールヴはコールタールよりも黒いとされる。

《参考文献》

Last update: 2011/06/02

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