ヘーラー

分 類ギリシア神話
名 称 Ἥρα〔Hērā〕(ヘーラー)【古代ギリシア語】
Juno(ユーノー)【ラテン語】
容 姿
特 徴結婚、出産、育児を司る女神。嫉妬深い。
出 典ヘーシオドス『テオゴニアー』(前7世紀)など

嫉妬のあまり愛人と子供を迫害する恐ろしい女神!?

ヘーラーはギリシア・ローマ神話の最高神ゼウスの正妻であり、結婚、出産、育児を司る女神で、家庭生活の護り神とされる。アルゴスなどペロポンネーソスで崇拝されていた。ヘーラーは非常に嫉妬深いことで知られる。ゼウスは浮気性のため、あちこちで女神や人間の女性と遊び歩いているが、ヘーラーはその情報を入手すると、ゼウスの愛人たちやその子供たちを迫害するという恐ろしい側面がある。

ヘーラーはゼウスとの間に戦争の神アレースや出産の女神エイレイテュイア、青春の女神ヘーベーを産んでいる。また、鍛冶の神ヘーパイストスもヘーラーの子である。

《参考文献》

  • 『ギリシア・ローマ神話辞典』(著:高津春繁,岩波書店,1960年)

Last update: 2011/07/24

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