ドゥエンデ

[フィリピン伝承]

名称Duwende(ドゥエンデ)【タガログ語】
容姿小人。ただし、子供にしか姿は見えない。
特徴家に棲みつく。丁寧に扱うと家を守ってくれる。

合言葉は「タビタビポ」!?

フィリピン人は夜中に掃除をしながら「タビタビポ(Tabi Tabi Po)」という呪文を唱えることがある。これは《どいてください》という意味のタガログ語。それというのも、しばしば家の中にはドゥエンデという小人が棲みつくことがある。姿は子供にしか見えないが、これをうっかり蹴っ飛ばしたり、踏んづけたりすると、病気になるなどの呪いをかけられてしまう。けれど、ご飯を与えたり、「タビタビポ」みたいな声掛けをして大切に扱うと、家を不幸から守ってくれるという。ときどき、家の物を隠すなどのいたずらをする。フィリピン版の座敷童子みたいな存在である。

ドゥエンデはスペイン由来!?

ちなみに、フィリピンはスペインに植民地支配されていた歴史があるが、ドゥエンデはスペイン人たちがフィリピンに持ち込んだ言葉だ。スペインには、ドワーフの一仲間でドゥエンデ(Duende)という小人の伝承があって、これがフィリピンに持ち込まれたのである。スペインでは家に棲み着いて眠りを妨げたり、家具を動かしたりする厄介な存在である。