タルギャル・キシン

[韓国伝承][都市伝説]

名称달걀 귀신〔Dalgyal Gwisin〕(タルギャル・キシン)《卵鬼》【朝鮮語】
容姿卵のような身体に細い手足、頭と足が逆さま。または目、鼻、口のないのっぺら坊。
特徴トイレに出没。頭を床にぶつけて歩く。ときには人間を喰らう。

韓国の学校のトイレには恐ろしい怪物が棲んでいる!?

タルギャル・キシンは韓国では有名な学校の怪談に登場する妖怪で、《卵鬼》という名前が示すとおり、卵のような姿をしていて、細い手足が生えている。そして、頭と足は逆さまで、頭の部分を床にトン、トン、トンとぶつけながら移動するという。トイレの妖怪で、ときには子供を食べてしまうこともあるらしい。次のような物語が知られている。

ある女の子が用を足そうと一番奥の個室に入ると、何者かがトン、トン、トン、と音を立てながら、入り口側の個室にやってきて、ノックする。そして「あ、いない」と呟く。また、トン、トン、トンと音を立てて移動して、隣の個室をノックし、「あ、いない」と呟く。それを繰り返して、いよいよ女の子の入った一番奥の個室の前にやってきた。彼女は恐る恐る下から覗き込むと、不気味な顔が覗きこんでいて、女の子は気絶してしまった。

その一方で、ノッペラボウの派生形のようなタルギャル・キシンも知られている。

あるとき、男の子がトイレに行った友人を待っていたが、あまりにも遅いので呼びに行くと、トイレの個室で友人がタルギャル・キシンに食べられていた。男の子は驚いていると、タルギャル・キシンは「お腹がいっぱいになったからお前は食わないでやる。でも、今見たことは絶対に秘密にしろ」と言う。彼はタルギャル・キシンと約束をしてトイレを出る。しばらく彼はこの出来事を黙っていたが、あるとき、クラスで同級生と二人きりになったときに、つい、タルギャル・キシンの話をしてしまった。するとその同級生は突然、「話すなと言っただろう!」と叫んだのである。

このヴァージョンでは、タルギャル・キシンは、目も鼻も口もない、卵のような顔をした妖怪である。