カークス

[ギリシア・ローマ神話]

名称Casus(カークス)《邪悪》【ラテン語】
容姿3つの頭を持った巨人。
特徴それぞれの口から炎を吐く。ヘーラクレースに退治された。

3つ頭の巨人、英雄のウシを盗む!?

カークスはギリシア・ローマ神話に登場する3つの頭を持った巨人。それぞれの口から炎を吐き出した。ティベリス川近くのアウェンティーヌスの丘(「ローマの7つの丘」の1つ)に棲んでいて、近くを通りかかる人間を喰っていた。そのため、カークスの棲む洞窟には人間の骨が山積みになっていたという。

英雄ヘーラクレースはゲーリュオーンからウシの群れを奪ってミュケーナイに戻る途中、この付近で野営を張った。カークスはヘーラクレースが眠っている数頭のウシを盗み出し、後ずさりさせて棲み家の洞窟まで連れて行った。このため、ヘーラクレースは盗まれたウシの所在が分からなくなってしまったが、洞窟の近くを通ったときに、仲間のウシが鳴くため、カークスの居場所を突き止めた。カークスは口から炎を吐いて戦ったが、ヘーラクレースは3つの首を絡ませて結びと、窒息させて退治した。

カークスはローマ神話の鍛冶の神ウゥルカーヌス(ギリシア神話のヘーパイストス)の息子で、本来はローマの火の神さまだったようだ。

《参考文献》