アムピトリーテー

[ギリシア・ローマ神話]

名称Ἀμφιτρίτη(アムピトリーテー)【古代ギリシア語】
特徴海の女神。ポセイドーンの后。
出典『オデュッセイア』、『テオゴニアー(神統記)』ほか

海を統治する女神!?

アムピトリーテーはギリシア・ローマ神話に登場する海の女神。ヘーシオドスは『テオゴニアー(神統記)』の中で、海神ネーレウスとドーリスの娘であると説明している(『ビブリオテーケー』ではオーケアノスとテーテュースの娘となっている)。彼女は海神ポセイドーンの后で、ポセイドーンとの間にトリートーンをもうけた。ポセイドーン、トリートーンとともに海の底にある黄金製の館に住んでいる。

もともとポセイドーンは大地の神だったが、海の女神アムピトリーテーを后にすることで海の支配者になることができたのだとか。しばしばヒッポカムポスの牽く馬車にポセイドーンとともに乗った姿が描かれる。

イルカやアザラシはアムピトリーテーの子供とされる。また、彼女は海の擬人化であり、しばしば海の大波として恐れられている。海の怪物ケートスをペットにしているようで、その他、ポセイドーンとアムピトリーテーの結婚式には、たくさんの海の怪物たちが参列したという。

ローマ神話では海神ネプトゥーヌスの后はサラーキア(Salacia)と呼ばれている。

《参考文献》