2014年5月2日 計画停電とJICAプロジェクト

現地業務の最初はKick-Off Meetingから始める。我々がこのプロジェクトで何をやるのか、というのを現地スタッフに説明して、了解してもらう必要があるからだ。

ところで、カガヤン・デ・オロ市は毎日、数時間の計画停電があるらしい。電気は水力発電に依存しているようで、雨が降らず、水不足なので、電気が作れないのだそうだ。日本も原発事故の後は計画停電があった。電気が足りない、というのは非常に大変だ。当然、冷房も動かないし、パソコンも動かない。それに、いろんな施設や設備も動かなくなってしまう。もう、全ッ然、仕事にならない。社会として大きな損失だ。

本日は、我々の事務所は12時半から16時半までの4時間の停電が計画されているという。事務所にいても暑いばかりなので、打合せは午前中までにして、午後からは現場視察だ。現地スタッフに市内を案内してもらう。

施設のあちこちに日本の旗がプリントされているのが印象的だった。2011年に北ミンダナオを大きな台風が襲った。国際的にはWashiと呼ばれているけれど、フィリピンではSendongと呼ばれている。この大風で、カガヤン・デ・オロは大きなダメージを受けたわけだけど、JICAが入って台風被害のリカバー事業をやったらしい。施設のあっちこっちにJICAへの感謝が書かれていたり、日本の旗がプリントされていたりして、何だか日本人として誇らしくなる。頑張れ、JICA!! こうやって、フィリピン人が親日になればいい、と思う。