2014年3月18日 持ち上げておいてバッシング!?

小保方さんの報道について、方々から疑問が投げかけられている。曰く、「持ち上げておいてバッシング。酷い」というやつだ。でも、ボクはそうは思わない。報道にも2つのパターンがあって、論文の是非を問うものは、真実を報道する立場として、堂々とやるべきだ、と思う。もう1つのパターンは、論文の内容とは無関係なバッシング。たとえば、小保方さんの日常生活とか、小保方さんの恋愛事情みたいな、プライベートな内容についてのバッシング。こっちは、ゴシップ的というか、こういうのは、「酷い」の分類に入るかもしれない。週刊誌なんかはこういう論調になりつつあるので、ちょっと危ない。でも、今のところ、ネット・ニュースやテレビの報道みたいなマスコミは、論文の中身についての疑義を報じているのであって、これは報道の立場として、やるべき内容だ、と思う。

「持ち上げておいて」の部分が歪んでいる、というのであれば、その批判は、まあ、そのとおりかもしれない。「割烹着」とか「ピンクの壁」とか、どうでもいい内容にはしゃぎすぎた嫌いはある。でも、それって多分、お互い様で、小保方さんも滔々と喋っていて、満更ではなさそうだったし、理研も早大も、広報的位置づけで乗っかっていた。必ずしもマスコミ・サイドが一方的に「持ち上げた」わけではないだろう。