2014年7月20日 戦争を知りたい子供たち!?

ツクルくんが一人で勝手に飲めるように取っ手付きの哺乳瓶を購入。

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ゲスの極み乙女。の『みんなノーマル』とアーバンギャルドの『鬱くしい国』がAmazonから届いた。いいね。ゲス極の涼しい演奏が格好いい。日本のミュージック・シーンに新しい風を吹かせてくれそうだなあ、と思う。アーバンは、実はインディーズの頃に、池袋のライブハウスでよく見ていた。もっとトゲトゲと尖っていた過去を知っているだけに、洗練されて丸くなったなあ、という印象。天馬のテンションはもっと高い方がボクの好みだった。もっと早口で哲学っぽいことを捲し立てる天馬節をどんどんぶつけられたい。そう思うボクである。でも、「戦争を知りたい子供たち」とか「自撮入門」なんかの歌詞は尖っていて、まだまだ天馬節は健在だ。そういうところに、ちょっと安心する。尖っているのに、安心するって、不思議な表現だけど、でも、まあ、そんな感じ。

個人的には「生教育」に登場する言葉たちに戸惑った。スクールカーストをテーマにした楽曲なんだけど、クイーン・ビーやターゲット、ジョック、サイドキック、メッセンジャー、ギーク、ゴス、ナード、ルーザー、バッド・ガール、フローター。アメリカのスラングだけど、普通、こういう言葉って、日本じゃ使われないんじゃないかなあ。ホント、天馬氏はいろんなところから言葉を持って来る。その嗅覚が面白いなあ。

 

それにしても、アーバン、谷地村さんが脱退したことすら知らなかった。今回のアルバムのリーフレットの写真に違和感を覚えながらも、谷地村さんがいないことにしばらく気づかず。そして、楽曲の作曲者のクレジットを眺めながら、「大槻ケンヂが参加している楽曲は鍵山さんが作曲しているのかあ。あれ? 今回は谷地村さんの楽曲はないのか?」と思ったときにもう一度、写真を見て気がついた。谷地村さんがいない!?

天馬のblogからは脱退の経緯に関する記事は削除されていた。でも、インターネット・アーカイブというのがあるので、すぐに過去の記事を見つけ出し、そして経緯を知る。うーん。何とも言えない感じだなあ。インターネット社会は怖いな、と思う。個人的なLINEのやりとりが、そのまんま流出してしまう。ハメられたのかもしれないし、本人も常習みたいなので、自業自得なのかもしれない。でも、もう、こうなると、何だかなあ、という感じ。流出させる人間の悪意が恐ろしいな、と思う。