2015年8月3日 嫌な奴だな

最近、自分が嫌な奴だな、と感じる。無能な人間、足を引っ張る人間に対して徹底的に冷たい。ちょっと前までは、一緒に頑張って前に進もう、と思っていた。でも、最近、面倒臭くなってしまった。そのためにかける労力が半端なくって、その見返りがあまりにも少ないので、疲れてしまった。若い人を相手にしているときには、それでも、彼らには未来があるから、一緒に頑張ろうかな、と思う。でも、年配の人を相手にしていると、もう、いいや、と諦めてしまう。「はいはい」と、さっさと白旗を揚げて、ボクは彼らとは無関係の位置まで逃げ出して、目を瞑り、耳を塞ぐ。その結果、台無しになっても「ボクは知りません」ってわけだ。

無能な人間には二種類いるらしい。必死にやってもうまくできない人間と、うまくやるつもりなんかさらさらない人間。要するに、手を抜いて今まで何とかなってしまって、それに甘んじている人間。海千山千のそういう連中とは、どこまで行っても平行線なのだ。彼らのために頑張っていては身が持たない。いいように利用されるだけなのだ。

ボクは原則、性善説を支持する人間なんだけど、どうも最近、そうではないのかもしれないな、と思い始めて、イライラしている。そういう現実を突きつけてくる人種に対して、徹底的に冷淡な態度をとっている。周囲の人が少しざわざわする程度の冷淡さ。多分、嫌な奴なのである、ボクは。

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しくじり先生に紀里谷氏が出演していた。ああ、ボクに似ているな、と思った。最近、尖がりがすぎて危険だな、と思い始めている。あんまりにも鋭利なナイフを振り回していると、周りが敵ばかりになりそう。でも、嫌なものは嫌なので大人しくしていられない。その辺のバランスを失すると、しくじり先生になってしまうのだ、と思う。彼を反面教師に、いいバランスで攻撃をし続けていたいな、と思う。