2014年4月20日 大人になってから歌う童謡

今日、童謡の本を見ながら、ツクルくんに「おお牧場はみどり」を歌ってみた。歌いながら、なんて雄大な歌詞なのだ、と驚いて、そして感動している。正直、「よく茂ったものだ ホイ!」のところしか記憶になかった。というか、子供ながらに、そこで爆笑していたような気がする。でも、「雪がとけて 川となって 山をくだり 谷を走る 野をよこぎり 畑うるおし 呼びかけるよ 私に」というクダリは、頭にすぅっと情景が浮かぶ。大自然の歌、水循環の偉大さを歌った歌だ!

最近、「横浜市歌」も歌う。リズムが変わるところでツクルくんがケラケラと笑うのだ。でも、これも港の讃歌だ、と思うと、ホント、横浜の歴史を歌った歌だなあ、と思って、感慨深くなる。大体、ね。横浜の歌なのに、最初に日本を歌うところから始まる。「日本は島国だ」と始まるわけ。そして「世界各国から船がやってくるから、港の数は多い」と続く。その上で「だけど、この横浜の港が一番だよね!」と歌ってのけるのだから、森鴎外センセのセンスはすごい。

そんなわけで、ツクルくんのために童謡を歌っているわけだけど、大人になってから歌うと、歌詞の中身もよく分かるし、意外といい歌だ、と知るというか、感慨深いなあ、と思う。