2014年11月6日 休暇なのにWorking!?

「100平米の土地を耕しなさい」。そう言われて、農夫Aはそのミッションを半日でやっつけてしまった。農夫Bは一日がかりで一所懸命取り組んでいる。さあ、彼らにお金を支払おう。農夫Aは半日しか働いていないので、半日分のお給料。農夫Bは1日みっちり働いてくれたので1日分のお給料。農夫Bは大喜び。……要するに、時間給というのが如何に馬鹿馬鹿しいかが分かる例えなわけだ。

逆に言えば、農夫Aがスタンダードな社会では、農夫Bの半日分の労働は無給かもしれない。みんなが半日でやっつけるのに、農夫Bだけが半日経っても半分しか出来上がらない。だから、残りの半日は給料はやれません、というわけ。これが、つまり、「サービス残業」というものの正体だとしたら、まあ、それなりに合理的で、納得できないわけでもない。無能な人間が、出来て当たり前の仕事が出来ないから、出来なかった分は無給で働くよ、ということ。つまり、サービス残業をやっている人間は無能なのである。

そんな啓蒙活動をしてみては如何か?