2016年1月1日 人生は思いどおりにはならない

実家の車は真っ赤なVW(フォルクスワーゲン)のUP!だ。ツクル氏(息子)は大喜びで「あかいブーブ! あかいブーブ!!」と大はしゃぎ。ところが、お正月プレゼントとして木製のかわいい車の玩具を用意してボクの両親、ツクル氏には青、妹の子には赤を手渡した。これにツクル氏はショックを受けて、「ボク、あか、いいーッ」とごね始めた。妹の子は、特に赤い車に執着はなかったのだろう。でも、ツクル氏が欲しがるものだから、これは自分のものだ、と思ったのだろう。握りしめて離さない。そんなこんなで朝から大騒動。ボクの両親は新年早々、「失敗した」とショックを受けている。

しばらくはごねていたツクル氏も、何度か煩悶するような仕草をしていたが、やがて諦めたのか、猛烈に青い車で遊び始めた。それでも、妹の子が赤い車で遊び始めると、ちらちらとそちらに目を向けては茫然として、それからまた遊び始める。子供ながら、いろいろと葛藤があったのだろう。

なかなかどうして、人生は思いどおりにはならないものである。