2015年10月15日 スカート禁止!

ももクロの男性限定ライブは憲法違反だとかで市民団体が騒いでいるらしい。男性限定ライブもあれば、女性限定ライブもあるので、ある意味では平等ではないか、と思う。でも、男性しか入れない空間とか、女性しか入れない空間というのが、そもそもの差別だ、ということなのかもしれない。となると、究極、トイレもお風呂もジェンダー・フリーにすればいいじゃんね? ……って、実はトイレについてはジェンダー・フリーを進めている地域もある。カルフォルニアでは段階的に小学校の男女別トイレを廃止していく方向性だとか。うーん。それが目指すべき姿ならどうぞご自由にって感じだなあ。

ボクからすれば、映画のレディース・デーなんて堂々たる差別だ、と思う。最近じゃ、女子会なるものが増えたためか、女性限定メニューを取り扱うレストランや飲み屋も増えている。この間、マテピのオフ会でいろいろとホットペッパーでお店を調べたら、男女で価格が違うコース料理も結構、設定されている。メンズ・デーとか男性限定メニューはないわけで、明らかに不平等。実のところ、商業的な分野では、女性が優遇されている。

この背景には「価格弾力性」という経済の特性があるらしい。価格の変動が供給にどれだけの影響を及ぼすか、というもので、女性の方が「価格弾力性」が大きいのだとか。だから、レディース・デーにはインパクトがある。メンズ・デーをつくってもインパクトが小さいのだ。でも、それって売り手の勝手な思惑であって、サービスを受けるボクたち男子諸君には関係ないわけで、やっぱり差別である。

あ、真剣にそんなことを考えているわけではないよ? いつだってボクはバカバカしいなあ、と思っているのだ。だって、ボクがポスターに女の子を描いたら「女の子を描いたら男の子も描かなきゃダメ!」と広報担当者に叱られ、女の子にスカートをはかせたら「女の子にスカートをはかせるのはダメ!」と言われる。スカートをはきたい女子はどうすればいい? 大体、知っている? 緑、オレンジ、紫、黄色、茶色。行政のポスターをよく見ると、イラストに描かれる人々の服の色って、ものすごく限定的だ。青い服を着たらダメなの? 赤い服はダメ? それこそ男女差別以前に自由への冒涜だ。大体、描かれた子供が女の子だって、君はどうやって判断をした? 髪の毛がちょっと長いから? スカートをはいているから? 男の子かもしれないじゃん! ボクはスカートをはきたかったし、髪の毛だって長い方が好き。男女共同参画って何だろうね? わははー。

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来週の24日からナイジェリアに行くことになりそうだ。今回は1か月半の渡航。折角なので、ファンタジィ事典用にイラストでも書こうか、と画策中。シュメル・アッカド神話のウェブサイトも構想してみようかなあ。ナイジェリアでも日本同様に楽しめるように、いろいろと準備を進めなきゃ。